Anthropic、「Opus 4.7」ベースのAIデザインツール「Claude Design」発表 Canvaとの連携も可能
Anthropicは、AIデザインツール「Claude Design」をリサーチプレビューとして発表した。最新モデル「Claude Opus 4.7」を基盤とし、指示やファイルからプロトタイプを自動生成する。Canvaとの提携強化により、生成物をCanvaで直接編集することも可能。プロトタイプから実装まで、業務プロセスのAI統合を加速させる。
米Anthropicは4月17日(現地時間)、新たなAIデザインツール「Claude Design」をリサーチプレビューとして発表した。前日に一般提供が開始された強力な視覚能力を持つ最新モデル「Claude Opus 4.7」を基盤としており、テキストの指示や画像、文書ファイルなどを読み込ませるだけで、初期デザインやプロトタイプ、プレゼン資料などを自動生成できる。
デザインの専門知識を持たないプロダクトマネージャーやマーケターから、効率的に複数のアイデアを模索したいプロのデザイナーまで、幅広いビジネス層の利用を想定している。現在は、Claudeの各種有料プラン(Pro、Max、Team、Enterprise)のサブスクユーザー向けに提供されている。
同日、オンラインデザインツール「Canva」を手掛ける豪CanvaはAnthropicとの戦略的提携のさらなる強化を発表した。両社は過去2年間協業しており、次の展開として、Claude DesignとCanvaを直接連携させる。これにより、Claude Design上で生成されたデザインの草案をCanvaへエクスポートし、チームのブランドガイドラインに沿った編集可能なデザインデータとして引き継ぐことが可能になるとしている。Canvaが新たに導入したHTMLインポート機能によって、直感的なドラッグ&ドロップ操作で微調整や共同編集が行えるようになった。
Canvaの共同創業者、メラニー・パーキンスCEOは、アイデアの創出は容易になった一方で、それを形にするプロセスが依然として複雑であることが現在のAIエコシステムにおける最大のギャップだと指摘した。Claude Designは、プロトタイプから自社の開発ツール「Claude Code」へ実装を引き継ぐ機能を搭載するが、Anthropicは自社製品だけでなくCanvaのようなパートナー企業と提携することで、企業のあらゆる業務プロセスの中核に自社のAIを組み込んでいく構えだ。
なお、Webブラウザで使えるデザインツールを手掛ける米Figmaは14日、Anthropicのマイク・クリーガーCPO(最高製品責任者)が取締役を辞任したと米証券取引委員会(SEC)提出文書で明らかにしている。
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