「Gemini in Chrome」が日本上陸 「Geminiに相談」でサイドパネルで相談可能に
Googleは、ブラウザ上でAIと対話できる「Gemini in Chrome」を日本を含む多数の地域で公開した。右上の「Geminiに相談」をクリックして開くサイドパネルから、閲覧中のWebページの要約や開いている複数タブ横断の比較検討、YouTube動画の解析、Gmailの自動生成などが可能だ。
米Googleは4月20日(現地時間)、昨年9月に米国で提供開始した「Gemini in Chrome」を、日本を含む多数の地域で利用可能にしたと発表した。まずは、Windows、macOS、Chromebook Plus向けに順次展開していく。18歳以上でGoogleアカウントにログインしているユーザーが対象で、シークレットモードでは動作しない。
利用できるようになると、Chromeブラウザの右上に「Geminiに相談」ボタンが表示され、これをクリックするとサイドパネルが開くようになる。
Gemini Advancedなどで提供される上位モデルにアクセスできるユーザーは、パネル下部のUIからモデルを切り替えて利用することが可能で、その使用量は通常のGeminiプランの制限枠としてカウントされる。
独立したGeminiアプリとの最大の違いは、ユーザーが現在見ているWebページのコンテキストをAIが直接理解し、タブを切り替えずに横に並んで作業を支援する点にある。
例えば、閲覧中の最新AIモデルについての公式ブログページの内容を要約して過去バージョンとの比較表を生成したり、長いYouTubeのインタビュー動画を要約し、特定の発言のタイムスタンプへジャンプしたりすることが可能だ。
また、家族旅行の計画中に複数タブの情報を比較しつつ、画面を離れることなくサイドパネル上でGmailを呼び出し、家族宛ての旅行提案メールを自動生成してそのまま送信するといった使い方もできる。
なお、チャットの履歴はWeb版のGeminiと同期されるが、Web版にあるカスタムGem機能は現時点ではChrome側ではサポートされていない。
この機能は、先日発表された「パーソナルインテリジェンス」とも密接に連携している。例えば、ユーザーが事前にGeminiと共有していた家族構成や子供の通う学校といった「保存済みの指示」を参照し、学校の休暇カレンダーに合わせて最適な旅行プランを提案することが可能だ。
また、今後はAIが自動でブラウザを操作して予約などの作業を代行するエージェント機能の導入や、アドレスバーからの直接的なAI検索機能、「Gemini Nano」を活用した高度な詐欺サイト対策なども順次追加していく計画だ。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
Google、ChromeにAIプロンプト保存機能「Skills」を追加(まずは米国で)
Googleは、Chromeブラウザ上で頻繁に利用するAIプロンプトを保存・実行できる新機能「Skills in Chrome」を発表した。異なるWebページでも同じプロンプトを再利用でき、サイトをまたいでの一貫した作業が可能になる。まずは米国でChromeの言語設定を英語にしているユーザー向けに提供を開始した。
Google、ChromeブラウザもGemini3に サイドパネルUIでNano Bananaも統合
Googleは、「Gemini 3」を搭載する「Chrome」ブラウザの大規模更新を発表した。常駐型サイドパネルを導入し、画像編集ツール「Nano Banana」の統合によりWeb上の画像を直接加工できるようにする。まずは、米国のWindows、macOS、Chromebook Plusユーザー向けに提供を開始した。
Google、ChromeにGeminiボタンを追加し、AIブラウザに
Googleは、デスクトップ版Chromeに「Geminiボタン」を追加すると発表した。複数タブの要約や比較、YouTube動画との連携などが可能になる。またアドレスバーに「AIモード」を導入し、複雑な質問にも回答するようになる。まず米国で提供を開始し、順次世界展開する予定だ。
Google、ChromeにAIによるストアレビュー機能 米国で開始
Googleは、ChromeブラウザにAIによるストアレビュー機能を導入すると発表した。オンラインストアのサイトでアドレスバーのアイコンをクリックすると、顧客サービスや品質などに関するAIが要約したレビューが表示される。まずは米国で提供を開始する。


