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魔法瓶の会社が「日傘」や「保冷バッグ」を作ったら……“遮熱”全振り、実用的な商品ができた件:分かりにくいけれど面白いモノたち(1/7 ページ)
24年に「&ONDO」というサブブランドを立ち上げたサーモス。今年の春夏商品として発売したのは、なんと日傘だった。同社の開発担当者に詳しく話をきいた。
サーモスは、言わずと知れた真空断熱構造のステンレスボトルをはじめ、その技術を使った保冷保温マグカップや、スープジャー、フードジャー、さらにはヌードルコンテナーなど、主に飲食関係に於ける保温・保冷製品のメーカーという印象が強い。元は、いわゆる「魔法瓶」の技術で、100年以上前に確立したとのこと。その真空層を応用した温度管理技術は、汎用性が高いらしく、象印にせよ、タイガーにせよ、様々な分野でその技術を元にした製品を開発している。
その中で、サーモスは「温度を、味方に。」というブランド・コンセプトを飲食関係以外にも拡大。2024年にはルームソックスなどのアパレル小物分野に進出し、「&ONDO」というサブブランドを立ち上げた。アパレル小物に関しては、繊維メーカーや靴下、手袋などの専門メーカーも「温かさ」「涼しさ」に積極的に取り組んでいる分野なので、サーモスがその中でどのような製品開発を行うのかに注目していた。
その&ONDOが今年の春夏商品として発売したのが、なんと日傘。そして、サーモス・ブランドからも、アパレル小物的に使える保冷バッグも発売された。
どちらの製品も使われている生地は自社開発のものだという。真空二層構造ではない、ファブリックに於ける保冷用や遮熱用の素材を作っているというのは意外だったが、実はサーモスは保冷バッグに関して、かなり以前から取り組んでいる。
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