Microsoft、AI事業の年率換算売上が370億ドル突破 Azureは40%増
Microsoftの1〜3月期決算は、売上高は前年同期比18%増の828億8600万ドル、純利益は23%増の317億7800万ドル。AIビジネスの年間売上高ランレートは370億ドルを突破し前年比123%増。設備投資は84%増の308億ドルに達した。
米Microsoftは4月29日(現地時間)、2026年度第3四半期(1月〜3月)の決算を発表した。売上高は前年同期比18%増の828億8600万ドル、GAAPベースの純利益は23%増の317億7800万ドル(1株当たり4.27ドル)だった。なお、米OpenAIへの投資による純利益および1株当たり利益への影響は、今期は1400万ドルの損失計上(1株当たり利益への影響は軽微)にとどまった。前年同期は5億8300万ドルの損失計上だった。
サティア・ナデラ会長兼CEOは発表文で「われわれは、エージェンティックコンピューティング時代において、あらゆる企業が成果を最大化できるよう支援するクラウドおよびAIインフラとソリューションの提供に注力している」とし、「当社のAIビジネスは年間売上高ランレートで370億ドルを突破し、前年比123%増となった」と語った。
部門別では、Intelligent Cloud部門の売上高は30%増の346億8100万ドルと好調を維持した。成長をけん引したのはAzureおよびその他のクラウドサービスで、前年同期比40%増という高い伸びを示している。
Productivity and Business Processes部門の売上高は17%増の350億1300万ドルだった。Microsoft 365 Commercialの売上高は19%増、Microsoft 365 Consumerの売上高は33%増と大きく伸びた。LinkedInの売上高は12%増、Dynamics 365の売上高は22%増と、いずれも2桁成長を記録した。
More Personal Computing部門の売上高は1%減の131億9200万ドルだった。トラフィック獲得コストを除いた検索広告の売上高は12%増と堅調だったものの、Windows OEMおよびデバイスの売上高は2%減、Xboxコンテンツおよびサービスの売上高は5%減とマイナス成長になった。
AI需要の急増やクラウド基盤を支えるためのインフラ投資も加速を続けている。同四半期の設備投資は、前年同期から約84%の大幅増となる308億7600万ドルに達した。
業績見通しについては、エイミー・フッドCFOが第4四半期の売上高を867億ドルから878億ドルと予測した。同氏は業績発表後の電話会議で、2026年度の設備投資額は1900億ドルになると予想した。
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