三菱UFJフィナンシャル・グループ(MUFG)は5月7日、米Googleやグーグル・クラウド・ジャパンと、一般消費者向け金融サービス領域で提携すると発表した。AIエージェントが購買から決済までを自律的に支援する仕組みの実現に向けて協業。決済インフラはGoogle Cloud上に構築する方針だ。
新たな仕組みは「Agentic Commerce」と、購買・決済を支援する「Agentic Payments」からなる。MUFGは「基盤上で高度に連携するAIエージェントが日常の購買や支払い、各種手続きにおける意思決定プロセスを支援することで、お客さまの意思を尊重しつつ、負担をかけることなく、やさしく先導する新しい金融のあり方(自律型金融)の実現を目指す」と説明する。
提携に伴い、MUFG自身もGoogle製サービスの活用を加速。例えば3Dビデオ会議システム「HP Dimension with Google Beam」を導入し、顧客とのコミュニケーションに活用する。Google CloudのAIやデータ分析技術を活用したマーケティングの改善も進める。
さらにMUFGのサービスを申し込んだ一部ユーザーに対してYouTubeの有料サブスクリプション「YouTube Premium」3カ月分やスマートウォッチ「Google Fitbit」を提供する施策も実施する。
MUFGは2025年11月、米OpenAIとの連携に基づき、ChatGPT上で家計や資産運用の相談をしたり、商品を検索して決済できるようにしたりする。
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