IPOを控えるSpaceXの「Starlink」、アメリカン航空も採用へ
アメリカン航空は、SpaceXの衛星通信網「Starlink」を500機以上のナローボディ機に導入すると発表した。2027年第1四半期から搭載を開始し、対象機では会員向けに無料で高速Wi-Fiを提供する。Starlinkは航空会社との契約を拡大しており、来月のIPOへの追い風となる。
米American Airlinesは5月26日(現地時間)、米SpaceXが運用する衛星通信網「Starlink」を採用すると発表した。導入対象は500機以上の短中距離向け旅客機(A321neoなど)で、2027年第1四半期(1〜3月)からの搭載開始を予定している。なお、長距離向けの大型機は米ViasatおよびPanasonicによる既存の接続サービスを継続する方針で、今回の発表対象には含まれない。
Starlinkは、低軌道(LEO)に展開する衛星コンステレーションを活用し、機内でのストリーミング、オンラインゲーム、ビデオ会議などに対応するブロードバンド接続を提供する。アンテナ1基当たり最大1Gbpsの高速度接続に対応している。
同社のヘザー・ガーボーデンCCO(最高顧客責任者)は、「地上と変わらないレベルのWi-Fi体験を国内線および短距離国際線のナローボディ機で実現し、乗客が快適に業務、ゲーム、動画視聴をできるようにする」とコメントした。
利用料金については、AAdvantageメンバーは無料で利用できる。American Airlinesは2026年1月、米AT&Tの協賛によりAAdvantageメンバーへの無料Wi-Fi提供を開始しており、今回のStarlink採用でその対象をさらに拡大することになる。
Starlinkは既に、United Airlines、Southwest Airlines、Qatar Airways、Lufthansa Group、British Airways、Alaska Airlines、Hawaiian Airlinesなど、複数の航空会社と契約を結んでいる。一方、Delta Air Linesは米Amazonの「Amazon Leo」を採用しており、2028年からの導入を予定している。SpaceXはIPOを来月に控えており、今回の契約獲得はその追い風となる。
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