AIの進化は、スマートスピーカーへの“失望感”を挽回できるか? Gemini対応の新型を試す:小寺信良のIT大作戦(1/6 ページ)
過去のスマートスピーカーは受け答えがあまりスマートではなかったが、25日にGemini for Home対応の新型「Google Home Speaker」の出荷が開始された。使って見ると、洗練された受け答えに進化していたが、まだ完璧ではない。
自然言語による音声コマンドによって情報を引き出すという行為は、2011年にAppleがiPhoneに「Siri」を搭載したところから始まる。最初はサードパーティアプリだったが、Appleが買収し、「iPhone 4S」に標準機能として搭載した。
この機能は各方面に飛び火し、Google「Google Now」、ドコモ「しゃべってコンシェル」、Microsoft「Cortana」など、様々なプラットフォームに音声アシスタントが登場した。
14年に米Amazonが初代「Amazon Echo」と音声アシスタント「Alexa」を発表。スマートフォンではなく据え置き型のホーム機器でも、音声コマンドでハンズフリー操作が可能になった。
この頃、日本ではそうした製品があるということは知られていたが、米国で売れているという話は掴めていなかった。
追って16年にGoogleが「Google Home」と音声アシスタント「Google Assistant」を発表、11月に発売を開始した。この頃にはすでに米国では、関連対応商品を含め、巨大市場になりつつあった。
日本でスマートスピーカーが導入されたのは17年である。「Amazon Echo」「Google Home」「Clova WAVE」が相次いで発売された。最初は音楽再生も視野に入れて、中型のBluetoothスピーカーぐらいのサイズだったが、音声アシスタントの利用を中心とした「Echo Dot」や「Google Home Mini」といった小型モデルが投入された。
またスマートスピーカーの画面付き版「スマートディスプレイ」も登場した。音声で指示して、その結果を視覚情報として確認するという流れができた。
18年にはAppleが「HomePod」で参入。日本では約1年半遅れて翌年(19年8月)に販売が開始された。ただし価格が3万5424円と他社よりも高かったため、二の足を踏んだ人も多かった。
最終的に単品としての使い道に
筆者も17年頃から、Amazon EchoやGoogle Home Miniなど、色々購入しては試してみた。ただ最終的には、単品としての使い道になっていった。
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