AIの進化は、スマートスピーカーへの“失望感”を挽回できるか? Gemini対応の新型を試す:小寺信良のIT大作戦(5/6 ページ)
過去のスマートスピーカーは受け答えがあまりスマートではなかったが、25日にGemini for Home対応の新型「Google Home Speaker」の出荷が開始された。使って見ると、洗練された受け答えに進化していたが、まだ完璧ではない。
より柔軟になった音楽再生
次に音楽再生機能を試してみた。これもスマートスピーカーでは人気の機能ではあるが、筆者はあまり使わなくなった。それというのも、筆者が聞きたい曲がレアすぎて、これまでの音声アシスタントでは探せなかったのだ。
そのあたりもかなり柔軟に対応できるようになっている。例えば日本のフュージョングループ「T-SQUARE」は1989年以前は「THE SQUARE」という名前で多数のアルバムを発表している。よって「THE SQUARE」時代の曲を聴こうとすると、音声コマンドではややこしいことになっていた。
だがGemini for Homeでは、SQUAREというバンドには「T-SQUARE」と「THE SQUARE」の2つ名前があることを認識しており、どちらを再生するか聞いてくる。うろ覚えのアルバム名「何か虹の名前がついたアルバム」と指定したら、無事「うち水にRainbow」を再生してくれた。これはかなり使えそうだ。
スピーカーとしては、サイズからすればよく低音が出るが、全体的にやや低域に寄りすぎている傾向がある。このあたりは低域・高域のトーンコントロールがあるので、調整可能だ。
惜しいのは、モノラルスピーカーだということである。同じものを2個買えばステレオペアできるのだが、ステレオペアで聞くには2個を近くに置いておかなければならない。せっかくスマートスピーカーが2個あるのに、同じ場所に置いたら1カ所でしか使えない。
単にステレオにしたいだけで1万6800円出して同じものをもう1個買うのももったいない。スマート機能なしで、ステレオペアリングできるだけの同サイズのスピーカーを廉価で出してくれないだろうか。
Radikoと連携できるので、ラジオ再生も可能だ。ただしRadikoは標準では居住地域で受信可能なラジオ局しか再生できない。
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