7月6日の発売以来、大好評につき直販サイトでも在庫切れ、または品薄状態が続いている「ThinkPad X41 Tablet」。PCショップまで供給が回らず、実機に触りたくても触れなくてイライラしている人も多いだろう。秋葉原のタブレットPC専門店「サウスウインド/ハイパーファクトリー」にようやく入荷したと聞いたので、さっそく取材に行ってきた。
タブレットPC期待の新製品「ThinkPad X41 Tablet」(以下、X41 Tablet)がショップを通じて販売開始されてから、約1週間(取材日は8月6日)が経過した。
弊誌のレビューなどで前評判の高い同機だが、実際に販売するPCショップや購入を検討しているユーザーはどのような感想を持っているのか。秋葉原でタブレットPCを店頭販売している専門店の1つ「サウスウインド/ハイパーファクトリー」にお伺いして話を聞いてみた。
ITmedia X41 Tabletの反応はいかがですか?
小池明店長(以下、小池) 先週(7月末)入荷したんですが、予約分だけで完売してしまいました。来週(8月第2週)末にも入荷予定はありますが、これも予約分だけで完売してしまうので、実際に在庫が揃うのは、早くて8月20日〜8月末頃になってしまうでしょう。おそらく、レノボ・ジャパンの予想以上に売れているのではないかと思います。
ITmedia それにしても、在庫不足とは厳しいですね。
小池 ええ。予約はせずに様子を見ていたお客様の多くが店にいらっしゃって在庫がないことを知り、がっかりしてお帰りになっています。現在も毎日かなりの問い合わせを頂いており、当方としても早く、即納可能な状態にしたいところです。
ITmedia X41 Tabletを実際に触ってみた感想はいかがですか? 私も少々触りましたが、ThinkPad X41とほとんど変わらない感覚なので、使っていて安心するんですよね。
柴田主税主任(以下、柴田) やはり全体的に、機械としての作りが非常に良いですね。特にヒンジ部分の質感が良かったり、細かい部分の作りこみがしっかりしている印象を受けました。
低価格のノートPCや初期のTabletPCにありがちだった視野角の狭さなどもなく、快適です。ThinkPadと同等の各種機構を備えているのもポイントです。特にハードディスク・アクティブプロテクション・システム(衝撃の予兆を感知するとヘッドを自動的に退避させてHDDをクラッシュから守るHDD保護機能)などは、タブレットPCには最適の機構ですね。また、通常のThinkPadと変わらない形状なのも、安心感を与えてくれるのだと思います。
ITmedia 逆に、気になったところなどはありますか?
柴田 あえて言うなら、オプション品がX41と共通でない点でしょうか。あと、X41との比較になってしまいますが、X41の重量は1.27キロ(下位モデル)〜1.49キロ(上位モデル)なんですが、X41 Tabletは1.88キロあって、タブレットモードでずっと持ち続けるにはちょっと重いです。
ITmedia 他には何かありますか?
小池 X41 Tabletにはオプションのバッグが用意されているのですが、それの出来が非常に良くて、その上安いんですよ。他のメーカーはオプションのバッグにあまり力を入れてないところが多いんですが、レノボのは非常に出来がいい。値段も、他のメーカーのは1万円前後するんですが、レノボのは5040円です。
ITmedia 安いのは嬉しいですね。最後に、X41 Tabletに期待することなどがあったら教えてください。
小池 ユーザーの中には、タブレットPCだからというのではなく、ThinkPadだからX41 Tabletが欲しいという指名買いの方も大勢いらっしゃいました。なので、これまでタブレットPCを知らなかったユーザーが、X41 TabletをきっかけにタブレットPCに触れる機会が増えてくれればいいなと思っています。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.