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第4回 直販PC市場に斬り込む日本HP――デスクトップPC編 その2PC USERが斬る!(3/3 ページ)

 2004年の日本国内のPC出荷台数で、対前年比の成長率No.1を獲得したPCベンダーが日本ヒューレット・パッカードだ(IDC Japan調べ)。連載第4回目となる今回は、その原動力となったHP Compaq Business Desktop dx2000 ST/CTをレビューしよう。

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安価かつ自由度の高いシステムが最大の魅力

 評価機はベースモデルからメモリーとハードディスク容量を増加した、ビジネス向けのクライアント機として最適なスペックになっていたが、CTOメニューではさまざまなカスタマイズが可能だ。特に光学ドライブは、DVD+R DL対応の16倍速DVD±RWドライブ(+12,600円)を筆頭に5種類から選べる。

 PC単体モデルのほか、シャープやナナオといった定評あるメーカーの液晶ディスプレイとのセットをはじめ、3本のオンラインタイトルをバンドルしたカスタムメイドGamingモデル、そしてTVチューナーカードを内蔵したカスタムメイドTVモデルといった多彩なセットモデルがあるのは、上位機と同様である。

 最小構成時ならばPC単体で57,540円とコストパフォーマンスも優秀だ。標準で1年間はサービスマンによる出張修理(オンサイトサポート)が受けられるほか、3年間はパーツの修理を無償で行なえるのも見逃せない。また、注文時に拡張ハードウェア保証のHP Care Packシリーズを選択すれば、有償サポート期間を延長することもできる。

 本機は品質管理の厳しい日本国内(東京都昭島市)で生産されているため、フルカスタマイズ対応機ながら標準で5営業日の納品を実現。同時に、海外生産を行なう他社製品に比べ、輸送距離が短くすむので故障率が低いのもメリットに挙げられる。

 以上、駆け足でdx2000 ST/CTをレビューしたが、自由度の高いシステムと手厚いサポート体制を備えつつ、それでいて低価格と3拍子がそろったモデルに仕上がっている。これは、世界トップクラスのPCベンダーであるHPのスケールメリットが存分に機能しているのはいうまでもない。価格面だけを追求した、単なる安価なPCとは一線を画しているのがわかるだろう。そして何よりも、長期間安心して使えるPCというのは、何物にも代え難い魅力であることを最後に力説しておきたい。

HP Compaq Business Desktop dx2000 ST/CTのスペック(評価機の場合)

*** 一部省略されたコンテンツがあります。PC版でご覧ください。 ***

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