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レノボもThinkPadシリーズのバッテリーをリコール開始:約52万6000個が対象
レノボ・ジャパンが、ThinkPadシリーズに付属する一部のバッテリーについて無償交換を開始した。
9月29日、レノボ・ジャパンが「バッテリー自主回収のお知らせ」を公開した。すでにこちらの記事で報じられているとおり、調査を開始していた同社だが、一連のソニー製バッテリーに関するトラブルの列に加わった格好だ。
今回対象となるのは、2005年2月から2006年9月に販売されたThinkPad R/T/Xシリーズと、オプションバッテリーだ。対象となるバッテリーの製造部品番号(ASM P/N)や保守部品番号(FRU P/N)は下記の表にまとめた。
同社のプレスリリースによれば、上記のバッテリーにおいて、オーバーヒートが発生し、発火による危険の可能性があることを確認したという。そのため、該当製品を使っているユーザーには速やかにバッテリーを取り外し、ACアダプタでの利用を推奨している。
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また、「ソニー株式会社が製造した世界中の約52万6千個のリチウム・イオン・バッテリーの自主回収を行うこと」「2005年2月から2006年9月に販売されたThinkPadノートブックPCの5~10%が自主回収対象のバッテリーと関係していると推測」「ソニーは、今回の自主回収に対しての金銭的なサポートに合意をして」いるという。
対象となるThinkPadシリーズ | |
---|---|
ThinkPad R シリーズ | R51e/R52/R60/R60e |
ThinkPad T シリーズ | T43/T43p/T60 |
ThinkPad X シリーズ | X60/X60s |
自主回収の対象となるバッテリー | |
---|---|
製造部品番号(ASM P/N) | 保守部品番号(FRU P/N) |
92P1072 | 92P1073 |
92P1088 | 92P1089 |
92P1142 | 92P1141 |
92P1170 | 92P1169/93P5028 |
92P1174 | 92P1173/93P5030 |
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