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東芝、デスクトップPC向け内蔵型HD DVD-Rドライブをサンプル出荷:HD DVD-R DLの記録に対応
東芝は、デスクトップPC向けの5インチベイ内蔵型HD DVD-Rドライブを初めて商品化した。1月中にサンプル出荷を開始する。
東芝は1月5日、デスクトップPC向けの5インチベイ内蔵型HD DVD-Rドライブ「SD-H903A」を発表、OEMメーカー向けに1月からサンプル出荷を開始する。
SD-H903Aは、HD DVD-Rメディアへの書き込みに対応しているのが特徴。片面1層式のHD DVD-Rに加えて、片面2層式のHD DVD-R DLの記録も行える。DVD/CDの記録と再生のほか、1枚のディスクにDVDとHD DVDのデータを記録するツインフォーマットディスクやコンビネーションディスクの再生も可能だ。
各メディアの記録速度は、HD DVD-R/HD DVD-R DLが1倍速、DVD-RAMが最大3倍速、DVD-R/DVD+Rが最大8倍速、DVD-R DL/DVD+R DLが最大2.4倍速、DVD-RW/DVD+RWが最大4倍速、CD-Rが最大16倍速、CD-RWが最大10倍速。
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各メディアの再生速度は、HD DVD-ROMが2.4倍速、HD DVD-R/HD DVD-R DLが1倍速、DVDが最大8倍速、CDが最大24倍速。
内部構造については、HD DVDとDVDのディスク構造が同じ0.6ミリ厚基板を採用していることから、HD DVD-R/DVD/CDメディアの記録と再生を対物レンズ1つのレーザーピックアップで実現した。インタフェースはSerial ATAで、8Mバイトのバッファを搭載。本体サイズは146(幅)×184(奥行き)×41.5(高さ)ミリ、重量は830グラムだ。
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