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IntelとAMDの新CPUがまもなく登場――開戦5秒前!?週末アキバPickUP!(1/4 ページ)

OC耐性の強いマザー「COMMANDO」が好調に売れ、登場間近の新しいAthlon 64 X2を使ったデモも始まった今週のアキバ。キーワードは「COMMANDO」「CrossFireパック」「直挿し」「Athlon 64 X2 5600+」だ!

OC耐性に優れたマザー「COMMANDO」がブレイク中

ASUSTeK「COMMANDO」

 今週の水曜日、複数のショップにASUSTeKのマザーボード「COMMANDO」が入荷した。価格は3万円前後。在庫は潤沢だが、好調に売れているため、週末には売り切れる店舗が続出すると予想される。

 COMMANDOはチップセットにP965+ICH8Rを採用したATXマザーで、年末の目玉商品だった「Striker Extreme」と同じR.O.G.(Republic of Gamers)シリーズに属する。オーバークロック耐性が高く、リリース時からゲーマーやハイエンドユーザーに注目されていた。

 オーバークロック時も安定して給電できる電源回路を備えるほか、ヒートパイプタイプのチップセットクーラーを採用している。また、CPU回りはサーバー向けマザーによく使われるデジタルコンデンサを搭載。2基のPCI Express x16スロットはそれぞれx16とx4で動作し、CrossFireをサポートする。8ch出力のサウンドカードを別基板で付属しており、音声と映像出力を独立して処理することで、ゲームのパフォーマンス向上にも貢献できる。

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「マザーボードではStriker Extremeぶりの人気商品」という某ショップは、「CPUのクロックを20~30%も引き上げて使えるという評判で、ヘビーユーザーがこぞって買っていきますね。たしかに、Core 2 Duo用マザーでは、現行で最強のオーバークロック耐性があると思います」と話す。また、パソコンショップ・アークは「PCI Express x1スロットを搭載せず、PCIスロットを4基も乗せる思い切った構成が受けていますね」と語った。

COMMANDOの基板。ノースとサウスブリッジにヒートパイプを走らせている(写真=左)。耐久性と安定性に優れたデジタルコンデンサをCPU周りに配置(写真=中央)。背面には、POSTコード表示用の液晶パネルを組み込んだ(写真=右)

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 ちなみに、オーバークロック向けに人気のあるCPUを聞いて回ったところ、Core 2 Duo E6300を挙げるショップがもっとも多かった。同時期に登場したCPUでは、低クロックなモデルほどクロックアップの余地が大きいと言われるので、順当な結果だろう。ただ、いくつかのショップで登場前のCPU「Core 2 Duo E4300」の名前も聞いた。

 Intelからの正式発表はまだないが、Core 2 Duo E4300はメーカー製PCのスペック表にはすでに記載されている。それによるとコアクロックは1.8GHzとなり、FSB 800MHzで動作する。某ショップは「COMMANDOならFSBを1066MHzに引き上げて使えるでしょう。Core 2 Duo E6600と同等のパフォーマンスが期待できますよ」とのこと。予想価格は2万4000円前後で、早ければ今週日曜日に店頭に出回るという。加えて、現行のCore 2 Duoから2次キャッシュを2倍にしたモデルも近いうちに出回るとの噂も耳にした。

(追記:すでに一部店舗でE4300の販売が開始した)

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