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デュアルコアCPUが1万円を切る――CPU値下げはAMDが先制古田雄介のアキバPickUP!(1/3 ページ)

Vista Ultimateの限定パッケージ「Ultimate α+」が発売されたが、出足はいまひとつ。一方、噂されていたCPUの価格改定は、AMD側から始まった。

まだαだってありますよ……「Vista Ultimate α+」にあきらめ顔の店員さん

マイクロソフト「Windows Vista Ultimate α+」。パッケージの右上に販売店や企業のロゴが貼られている

 今週の金曜日から、DSP版Windows Vista Ultimateの限定パッケージ「Windows Vista Ultimate α+」の販売が始まった。在庫は潤沢で、週末に出かけても余裕で購入できる状況だ。ショップによってプラスアルファの特典が異なるため、価格は2万4000円から3万円弱と開きがある。

 Windows Vista Ultimate α+の基本構成は下記のとおりで、さらにショップごとに追加のオマケがつく場合がある。DSP版のため、FDDなどのPCパーツとのセット販売が原則だが、クレバリーが提供するタイプは拡張カードを同梱しているため、(そのカードを組み込んだマシンにインストールする条件で)パッケージのみでも購入可能だ。

Windows Vista Ultimate α+の基本構成

DSP版Windows Vista Ultimate(DVD-ROM) 32ビット版または64ビット版

Windows Live One Care 90日間無料体験版

ワイヤレスマウス「Wireless Notebook Optical Mouse 4000」

MicrosoftフライトシミュレーターXトライアル版

Windows Vista特製シール

ツクモグループは、α+とDVDドライブをセットにした商品を用意している。「Vista」のロゴが入ったブラックベゼルを用意する(写真=左)。クレバリーは、PCI型のUSB 2.0増設カードと1Gバイトのフラッシュメモリを同梱する(写真=中央)。T-ZONE.PC DIY SHOPは、α+購入の先着10名にラジオ番組「よゐこのアキパラ」特製マウスパッドをプレゼントする(写真=右)

 先週末から大々的なキャンペーンが打たれ、予約発売を開始していたものの、どこのショップも出足は低調だ。各ショップからは「Vista深夜販売時のような盛り上がりは期待できないでしょう。ゆっくり売っていけばいいと思います」(TSUKUMO eX.)や、「予約は一桁しか頂いていません。付加価値が付いてお得ではありますが、Vistaの需要がいったん飽和した感があるので……」(T-SONE.PC DIY SHOP)などのコメントがほとんど。いわば“予想通り”といったところか。

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α+に並んでαを販売しているショップも

 現在よく売れているOSを聞いたところ、やはりVista Ultimateとするショップが多かったが、次いでXP Professinalが挙がったのは興味深い。

 某ショップは「Vistaが登場したことで、XPが即販売終了になると考えているユーザーが意外に多く、擬似的な駆け込み需要が起きています。実際は、XPの取り扱いが近々打ち切られることはありません」と話す。マイクロソフトは、2006年の時点でWindows XP Professinalの「正規OEMおよび、小売店のライセンス利用終了日」は、Vista発売の12カ月(予定)と提示している。今後、期間の延長こそあれ、短くなることはないので、少なくとも2007年中は安心して購入することができるだろう。

 なお、Vista深夜販売で登場した元祖限定パッケージ「Ultimate α」は、一部のショップでいまも取り扱っている。フェイス秋葉原本店はα+とαを併売しており、「αも“潤沢に”在庫しています。オマケを比較しながら色々と選べるので楽しいですよ、ハハハ……」とアピールしていた。

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