デル、個人向けブランドをInspiron/XPSに統合し全モデル一新──XPSの新モバイルPCも登場:さらばDimension(2/2 ページ)
デルが個人向けPCを一新し、Inspiron/XPSブランドに統合した。あわせて新たなモバイルPCも追加された。
Dimensionシリーズ改めInspiron デスクトップPCは4モデルを用意
InspironシリーズのデスクトップPCは、インテルとAMDの両プラットフォームが用意され、それぞれミニタワー型とスリム型のモデルをラインアップする。ケースの形状にかかわらずマザーボードは両プラットフォームとも共通で、一部のBTOメニューが異なる以外は、拡張性(ミニタワー型は5インチ/3.5インチベイが2基ずつ、スリム型は5インチ×1基、3.5インチ×3基で拡張カードはロープロファイルのみ対応)が主な相違点となる。
新採用のボディは前面と天面を銀色、側面を白色という従来のDimension 9200Cのテイストを継承する。ただ、BTXフォームファクターが廃止されたほか、スイングアウト式のカバーといったギミックは採用されず、至ってシンプルな構造になっている。
ボディサイズはミニタワー型が170(幅)×435(奥行き)×362(厚さ)ミリ、重量が最小構成時で約12.7キロ、スリム型が100(幅)×435(奥行き)×362(厚さ)ミリ、重量が最小構成時で約9キロだ。なお、BTOメニューに用意されるOSはWindows Vista Ultimate/Home Premium/Home Basicの3種類だ。
インテルプラットフォーム採用のミニタワー型Inspiron 530とスリム型のInspiron 530sは、チップセットにグラフィックス機能統合型のIntel G33搭載のmicroATXマザーボードを備える。CPUの選択肢はCore 2 Duo~Pentium Dual-Core E2140(1.6GHz)で、スリム型の530sはCeleron 420(1.6GHz)も選べる。メインメモリは最大4Gバイトまで、HDDは最大500Gバイトまで搭載可能だ。
オプションメニューではNVIDIA GeForce 8600 GTや同8300 GS、ATI Radeon X1300 Pro搭載のグラフィックスカードなどのほか、PCI Express x1のアナログTVチューナーカード(ATI TV Wonder Elite)も追加できるが、Inspiron ノートPCと異なり現時点でBlu-ray Discドライブの投入予定はない。
価格は、Inspiron 530がPentium Dual-Core E2140/512Mバイトのメモリ/80GバイトのHDD/DVD-ROMドライブ/GMA 3100/モニタなし/Vista Home Basic採用のベーシック構成で6万3000円、Inspiron 530sはCeleron 420/512Mバイトのメモリ/80GバイトのHDD/DVD-ROMドライブ/GMA 3100/モニタなし/Vista Home Basic採用のベーシック構成で5万8800円の予定だ。
AMDプラットフォーム採用のミニタワー型Inspiron 531とスリム型Inspiron 531sは、グラフィックス機能統合型チップセットのGeForce 6150/nForce 430を搭載したmicroATXマザーボードを実装する。選択可能なCPUはAthlon 64 X2 5000+~Sempron 3600+(531sはAthlon 64 X2 4400+~)で、そのほかのパーツはInspiron 530/同530sとほぼ共通だが、グラフィックスカードはGeForce 8300 GSとATI Radeon X1300/同Proに限定される。
価格は、Inspiron 531がSempron 3600+/512Mバイトのメモリ/80GバイトのHDD/DVD-ROMドライブ/GeForce 6150/モニタなし/Vista Home Basic採用のベーシック構成で5万4600円、Inspiron 531sはSempron 3400+/512Mバイトのメモリ/160GバイトのHDD/DVD-ROMドライブ/GeForce 6150/モニタなし/Vista Home Basic採用のベーシック構成で5万6700円の予定だ。
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