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AMDに久しく不在の“ハイエンド”を待ち望む声古田雄介のアキバPickUP!(2/4 ページ)

RADEON HD 2000シリーズの最下位モデル「2400 PRO」を搭載したグラフィックスカードが登場。非ゲーマー層に売れているものの、やはり“頂上”を望む声は多い

「2007年はDDR2でいきましょう」――DDR2/DDR3コンボマザーの現状

 先週、ASUSTeKのIntel P35 Expressマザー「P5KC」が複数のショップに入荷した。価格は2万8000円前後で、在庫は潤沢だ。

 P5KCはASUSTeKでは初めてDDR2とDDR3メモリに両対応したマザーボード。PCI-Express x16スロットを2基搭載(併用時、うち1基はx4動作)し、Serial ATA II(フェーズ2)ポートを4基とIDEコネクタ1基をオンボードする。PS/2入力端子は搭載しない。

 DDR2とDDR3の両対応したマザーボードは、Intel P35 Expressマザー解禁日に登場したギガバイト「GA-P35C-DS3R」をはじめ、MSI「P35 Neo Combo」など、複数のメーカーから登場しており、DDR3メモリの在庫を増やすショップも増えている。これらの製品は同チップセットを搭載するマザーの中で好調に売れていると話すショップも多い。しかし、DDR3への対応が人気の理由ではないらしい。

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 フェイスアキバ店は「DDR2/DDR3コンボマザーは、メーカーのラインアップの中で上位にあることが多く、付加機能があったり高品質の材料を使う傾向が高いです。そのプラスアルファ目当てで購入する人がたくさんいるだけで、DDR3へのシフトを考えているのはまだ少数派ですね」と話す。

 また、あるショップはさらに過激に「メモリメーカーの代理店がDDR3メモリの安定性に疑問を持っているような現状です。今年中にDDR3が普及することはないでしょう。DDRからDDR2に移行したときと同じか、それより遅いくらいのペースでゆっくり普及していくと思います」と語っていた。

ASUSTeK「P5KC」(写真=左/中央)。先週から2万円前後で出回っているMSI「P35 Neo Combo」(写真=右)

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