ASUSから「応答速度2ミリ秒」のゲーマー向けディスプレイ登場
ASUSは、液晶ディスプレイ4モデルを発表し、28日から日本市場に向けて出荷することを明らかにした。液晶応答速度を速めたゲームユーザー特化モデルや実装されたASUS独自の高画質機能専用エンジンが特徴だ。
今回発表されたディスプレイは「PG221」「PG191」「PW201」「PW191」の4モデル。すべての製品は、従来グラフィックスカードにおいて実現されていたASUS独自の高画質機能「Splendid」専用エンジンを搭載することでディスプレイ側でも対応できるようになった。Splendidエンジンは場面に合わせた見やすい発色を行う機能を持ち、事前にプリセットされた「Standard」(通常表示)、「Scenery」(鮮やかな発色)、「Theater」(映画視聴に適する)、「Game」(ゲームプレイに適する)、「Night View」(暗部表示を明るく補正する)の5つのモードが利用できる。
また、ASUS独自のサポートメニューとして用意された「輝点ゼロ保証サービス」(ZBD:Zero Bright Dot)に対応する。ZBDでは、購入後1年以内に常時点灯輝点が1つ、もしくは常時消灯黒点が5つ以上あった場合、または、購入3年以内で常時点灯輝点3つ以上、もしくは常時消灯黒点5つ以上あった場合に、それぞれ液晶パネルを無料で交換してくれる。
「PG221」「PG191」はゲームユーザー向けの液晶ディスプレイで、FPSなどで求められる動きの速い描画を可能にするため、液晶応答速度「2ミリ秒」(グレーからグレー)を実現しているのが最大の特徴とされる。また、迫力あるゲームサウンドの再生も考慮して、ディスプレイ前面に5ワットステレオスピーカーを、背面に15ワットサブウーファーを搭載する。物理的には2.1ch構成であるが、実装された「SRS TruSurroundXT技術」によって仮想的な6.1chサラウンド出力も可能だ。
PG221は、22インチワイド液晶パネルを搭載し、最大解像度は1680×1050ドット。コントラスト比は2000:1で、最大輝度は350カンデラ/平方メートル。PG191は19インチ液晶パネルを搭載し、最大解像度は1280×1024ドット。コントラスト比は800:1で、最大輝度は320カンデラ/平方メートル。ともにDVI-D入力を持つが、PG221はHDCPに対応しHDMI-DVI-D変換アダプタが標準で付属する。アナログの映像入力端子としてともにD-Sub 15ピンを有するほか、PG221はコンポーネント、S-Video、コンポジットも用意される。
「PW201」「PW191」は、ともに応答速度8ミリ秒(グレーからグレー)の液晶パネルを採用する。Pivot機能を実装しているので、ディスプレイを90度回転させた状態で縦長表示ができる。PW201ではピクチャーインピクチャ表示にも対応し、PC画面の一部に外部入力で接続されたレコーダなどの画面を表示可能だ。
PW201は20.1インチワイド液晶パネルを搭載し、最大解像度は1680×1050ドット。コントラスト比は800:1で、最大輝度は350カンデラ/平方メートル。PW191は19インチワイド液晶パネルを搭載し、最大解像度は1440×900ドット。コントラスト比は600:1で、最大輝度は330カンデラ/平方メートル。
日本国内での出荷は、4モデルともに7月28日から開始され、九十九電機およびサードウェーブの各店舗で販売される。価格はオープンとされているが、予想される実売価格はPG221で9万1000円前後、PG191で6万9000円前後、PW201で8万2000円前後、PW191で5万5000円前後となる。
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