“デジタルライフスタイルの現在”を4つのコーナーで体感――マイクロソフトブース:CEATEC JAPAN 2007
意外にもCEATEC JAPAN初出展となるマイクロソフトのブースでは、Windows Vistaを中心としたデジタルライフスタイルを提案する展示が多数見られた。
マイクロソフトのブースは、基調講演で語られたデジタルライフスタイルを推進するための施策に沿った4つの展示コーナーを用意。Windows Vistaとパートナー企業の製品を組み合わせた活用法や、Windows Liveの新機能についてデモを行っている。
「デジタルエンターテイメント」のコーナーはPCのAV機能にフォーカスした内容で、Vista搭載PCのWindows Media Player 11上でレーベルゲートの「“mora win”Type1 Music Store」サービスを試用できるほか、ピクセラがWindows Embedded CE 6.0を採用したマルチファンクションTVのコンセプトモデルを参考展示。そのほか、ソニーの「TP1」や富士通の「FMV-TEO」と薄型TVを組み合わせて、リビングのTVでWindows Media Centerのメディアオンライン機能を視聴する活用提案を行っている。
「デジタルメモリ」のコーナーでは、デジタルカメラやHDVカメラで撮影した映像をVista上で活用するための機能や製品をまとめて展示。Windows Rallyに対応したエプソンの複合機「PM-T960」やバッファローの無線LANルータ「WZR-AMPG300NH」、Blu-ray Discの書き込みとHD DVDの読み込みに対応したアイ・オー・データ機器の外付けドライブ「BRD-UXH6」などのパートナー製品が展示してある。
「プロダクティビティ」のコーナーでは、Office 2007やWindows Live Serch、Windows Mobileの活用法を紹介。Live Serchで検索した地図をワコムのタブレット「Bamboo Fun」を使ってトリミングし、フリーハンドでメモなどを書き込んでメールに添付するなどの機能が試せる。また、コーナー内に小さなステージが設けられ、PowerPointの活用法などのデモを行っている。
「コミュニケーション」のコーナーは、新しいWindows Live関連サービスが展示のメインだ。Windows Live Mailで複数のメールアカウントを一括管理できる機能や、Windows Live Photo Galleryで複数の写真からパノラマ写真を合成する機能などが確認できる。
そのほか、ブースの前方にはメインステージが設置され、上記4つのコーナーに関連した活用提案を紹介。ブースの端ではVista搭載PCとWindows XP搭載PCを並べて比較するデモを実施し、Vistaの優位性を来場者にアピールしていた。
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