円形リビングPC「TP1」にBlu-ray Discモデルが登場:2008年PC春モデル
ソニーの円形PC「TP1」にBDモデルが追加された。基本スペックを大幅に向上したほか、DT1で録画したデジタル放送のムーブがハイビジョンクオリティのままできるようになった。
ソニーは1月29日、テレビサイドPC「TP1」シリーズに「VGX-TP1DTW」を追加し、2月9日より発売すると発表した。これにより、TP1シリーズのラインアップは、並行販売される2007年秋モデル(「VGX-TP1DTV」および「VGX-TP1V」)をあわせた3モデルに拡充される。
今回発表されたVGX-TP1DTWは、ラインアップの最上位に置かれる製品で、直径27センチの特徴的な円筒形デザインは従来モデルを踏襲しているものの、その内容は大幅に変更されている。
最も目を引くのがBlu-ray Discドライブの採用だ。従来は付属のTVチューナー「DT1」で録画したデジタル放送を光学メディアへムーブする際には、SD画質にダウンコンバートする必要があったが、VGX-TP1DTWでは画質を落とすことなく1層/2層のBD-REメディアへムーブできるようになっている(ただし、type Lのようなほかの地デジ搭載モデルとは異なり、TP1はダビング10には非対応)。
基本スペックも大幅に向上した。最上位モデルのVGX-TP1DTWは、新型の45ナノCore 2 Duo T8100(2.1GHz)を採用し、下位2モデルの同T5600/T5500と差別化するとともに、チップセットもIntel 945GM ExpressからIntel PM965 Expressへと刷新している。また、標準搭載メモリが2Gバイト(1024Mバイト×2)に倍増し、チップセットの変更にともなって最大メモリ容量も4Gバイトまでサポートした。このほか、外付けグラフィックスとして、NVIDIAの高画質化機能Pure Video HDに対応したGeForce 8400 GTを搭載しているのもトピックだ。
VAIOオーナーメードモデルでは、さらにパフォーマンスが高いCore 2 Duo T8300(2.4GHz)や、価格重視のCeleron 540(1.86GHz)を用意するほか、メモリは最大4Gバイト、HDDは750Gバイト~250Gバイトから選択できる。OSはWindows Vista Home Premium。価格と主な仕様は以下の通り。
テレビサイドPC「TP1」の概要(その1) | ||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
シリーズ名 | モデル名 | タイプ | 従来比較 | CPU | メモリ | HDD | OS | 実売 |
テレビサイドPC | VGX-TP1DTW | セパレート型 | ラインアップ追加 | Core 2 Duo T8100(2.1GHz) | 2048MB | 500GB | Home Premium | 25万円前後 |
テレビサイドPC「TP1」の概要(その2) | ||||||||
シリーズ名 | モデル名 | 液晶 | 解像度 | チップセット | 光学ドライブ | GPU | TV機能 | 重量 |
テレビサイドPC | VGX-TP1DTW | - | - | Intel PM965 | BD-R/RE対応Blu-ray Disc | GeForce 8400M GT | 3波デジタル/地アナ | 約3.7キロ |
関連キーワード
VAIO | Core 2 Duo | ソニー | ノートPC | デザイン | Blu-ray | 地上デジタル放送 | Windows Vista | Penryn | Santa Rosa | 45nmプロセス | AVCHD | ダビング10
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