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45ナノ新型Core 2 Duoを採用したハイエンド地デジノート――「VAIO type A」2008年PC春モデル

17インチワイド液晶を搭載した地デジノートPC「VAIO type A」の春モデルは、CPUをPenryn世代のCore 2 Duoに変更し、最上位にはVista Ultimateモデルもラインアップしてきた。

 地デジノートPC「VAIO type A」の2008年春モデルは、昨年秋モデルと同じく、店頭販売向けに3機種がラインアップされる。実売価格は、最上位の「VGN-AR75UDB」が40万円前後、「VGN-AR65DB」が30万円前後、「VGN-AR55DB」が28万円前後。

 新型Core 2シリーズ(開発コード名Penryn)の採用が目立つソニーの2008年春モデルだが、type Aでも全モデルで45ナノ世代のCPUが採用された。具体的には、VGN-AR75UDBにCore 2 Duo T9300(2.5GHz)、VGN-AR65DBとVGN-AR55DBにCore 2 Duo T8100(2.1GHz)が搭載されている。省電力性能といった部分では、デスクトップPCの代替利用が想定されるtype Aに対するメリットは少ないものの、2次キャッシュ容量の増加やSSE4のサポートは大きなポイントだ。このほか、細かいところでは標準2Gバイトのメモリを1つのモジュールで提供するなど、後の増設を考えた仕様に変更された(メモリスロットが2基あるため、最大の4Gバイトへ増設する際に、初期状態のメモリモジュールがムダにならない)。

 ソフトウェア面では、VGN-AR75UDBのOSにWindows Vista Ultimateを採用し、RAW現像/画像管理ソフト「Adobe Photoshop Lightroom」を付属したのが目を引く。また、全モデル共通の仕様として、Adobe Photoshop Elements/Premiere Elementsが最新版に刷新されている。

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 ラインアップは、主に液晶ディスプレイの表示解像度や光学ドライブで差別化されており、最上位のVGN-AR75UDBが1920×1200ドット表示に対応した17インチワイド液晶とBlu-ray Discドライブを搭載、VGN-AR65DBが1440×900ドット液晶とBlu-ray Discドライブ、最下位のVGN-AR55DBが1440×900ドット液晶とBD-ROM/DVDスーパーマルチドライブの組み合わせになる。なお、仕様変更に対応するVAIOオーナーメードモデルでは、Core 2 Duo T9500(2.6GHz)や、640GバイトのHDD(320Gバイト×2)などのCTOメニューも用意されている。店頭販売モデルの主な仕様は以下の通りだ。

VAIO type Aの概要(その1)
シリーズ名 モデル名 タイプ 従来比較 CPU メモリ HDD OS 実売
VAIO type A VGN-AR75UDB 2スピンドル マイナーチェンジ Core 2 Duo T9300(2.5GHz) 2048MB 400GB(200GB×2) Ultimate 40万円前後
VGN-AR65DB 2スピンドル マイナーチェンジ Core 2 Duo T8100(2.1GHz) 2048MB 200GB Home Premium 30万円前後
VGN-AR55DB 2スピンドル マイナーチェンジ Core 2 Duo T8100(2.1GHz) 2048MB 200GB Home Premium 28万円前後
VAIO type Aの概要(その2)
シリーズ名 モデル名 液晶 解像度 チップセット 光学ドライブ GPU TV機能 重量
VAIO type A VGN-AR75UDB 17インチワイド 1920×1200 Intel PM965 BD-R/RE対応Blu-ray Disc GeForce 8600M GT 地デジ 約3.9キロ
VGN-AR65DB 17インチワイド 1440×900 Intel PM965 BD-R/RE対応Blu-ray Disc GeForce 8600M GT 地デジ 約3.8キロ
VGN-AR55DB 17インチワイド 1440×900 Intel PM965 BD-ROM対応DVDスーパーマルチ GeForce 8600M GT 地デジ 約3.8キロ

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