ニュース

「自作は安いんだ!」――780Gマザーのヒットで“AMDのターン”古田雄介のアキバPickUp!(3/4 ページ)

AMD 780シリーズが正式発表され、店頭にも各メーカーのマザーボードが並ぶようになった。それぞれ好調に売れており、「不調のAMD」というイメージを吹き飛ばす勢いがついている。

DisplayPort搭載のGF96GTカードが出回る

GAINWARD「Bliss 9600 GT 512MB GS」

 2月下旬からツートップ秋葉原本店に参考展示されていた、DisplayPort搭載のGeForce 9600 GTカード「Bliss 9600 GT 512MB GS」の発売が同店で始まった。価格は2万3780円。在庫は少数だ。

 DisplayPortは、DVIの後継となる次世代のデジタル映像出力規格。HDMIと同じく音声信号も転送できる仕様で、対応ディスプレイを数珠つなぎすることで、マルチディスプレイを容易に構築することができる。ただし、まだ対応ディスプレイは出回っておらず、普及時期も不透明な状況だ。

 Bliss 9600 GT 512MB GSは、2基のDVI-I端子とHDMI、DisplayPort端子をそれぞれ1基搭載。DVI出力で最大1920×1200ドットの解像度に対応し、DisplayPortなら2560×1600ドットまで表示できる。なお、DisplayPort対応グラフィックスカードは、先週Palitから「GeForce 9600GT Sonic」が登場したが、Bliss 9600 GT 512MB GSと同じく、一般的にはあまり注目されていない。

advertisement

 ツートップ秋葉原本店は「DisplayPortはこれから黎明(れいめい)期を迎える規格です。いま対応製品を買う人は、DisplayPort関係の新製品や新サービスを開発しているプロユーザーでしょう。そういう人が魅力的な製品を作ることで、これから盛り上がってくると思います。とはいえ、普通にDVI出力のカードととしても使えるので、レアモノ好きの人が買っていくかもしれませんね」と語っていた。

Bliss 9600 GT 512MB GSの基板。2スロット占有型のクーラーを備え、背面に多彩な出力端子を備えている

AMP 非対応のコンテンツです。こちらからご覧ください。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.