初心者にはおすすめできない、アキバの“スルメ的”パーツ:古田雄介のアキバPickUp!(2/4 ページ)
自作PCが一般化してハードルが下がったとはいえ、手を出すとやけどするパーツはまだたくさんある。かむほどに味が出る“スルメ的”なパーツを店員さんに聞いて回った。
地味にデビューした新GPU&CPU――「GeForce 9600 GSO」と「Core 2 Duo E8300」
5月9日に、NVIDIAが発表したばかりの新GPU「GeForce 9600 GSO」を搭載した、ギガバイトの「GV-NX96G384H」が発売された。価格は1万5000円弱。
GeForce 9600 GSOは新GPUといっても、リファレンスデザインはGeForce 8800 GSとまったく同じで、コアクロック550MHz、メモリクロック1.6GHz、シェーダークロック1.375GHzとなっている。ただし、GV-NX96G384Hはメモリクロックのみ向上させており、1.8GHzで動作する。メモリはDDR3を384Mバイト搭載。また、リファレンスデザインのクーラーではなく、ブラケットを2段占有するザルマン製クーラーを採用しているのが特徴だ。
NVIDIAの発表がゴールデンウィーク直前だったこともあり、新GPUの詳細を把握していない店員さんが多く、「OEM用の在庫をさばくために、ギガバイトが勝手に作ったGPU名じゃないの?」などの声も聞かれた。まだ注目されていないが、今後低価格カードとしてシェアを伸ばす可能性がある。
同日、パソコンショップには並行輸入でCore 2 Duoの新モデルも入荷していた。「Core 2 Duo E8300」で、バルク品の価格は2万1400円だ。Core 2 Duo E8300は、動作クロック2.83GHzで、製造プロセスは45ナノメートル。計6Mバイトの2次キャッシュを内蔵している。
同店は「忘れたころに突然入荷しました。E8xxxシリーズの人気は衰えていないので、好調に売れると思います。再入荷は未定ですね」と話していた。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.