デル、「XPS」と「Studio」にCore i7搭載モデルを投入
デルは、Core i7を搭載したデスクトップPC「XPS 730x」と「Studio XPS」の2機種を12月2日より発売する。
「XPS 730x」は、ハイエンドユーザー向けのプレミアムブランド、XPSシリーズのフラッグシップモデルとして追加されたタワー型PCだ。CPUにはCore i7 920(2.66GHz)、同940(2.93GHz)、同965 Extreme Edition(3.2GHz)を選択できるほか、Core i7 965 Extreme Editionは出荷時にCPUをオーバークロックするチューニングを施すこともできる。オーバークロックチューニングは、3.4GHz駆動のLevel1と、3.73GHz駆動のLevel2を用意し、Level2では冷却システムに空冷式と水冷式を組み合わせた「H2C ハイブリッド冷却システム」が搭載される。
メモリは3Gバイトと6Gバイトからの選択で、いずれもトリプルチャネル実装となる。HDD容量は500Gバイト~1Tバイトのあいだで選択できるほか、10000rpmの高速HDD(Western Digital VerociRaptor 150Gバイトおよび300Gバイト)も選べる。光学ドライブにはDVDスーパーマルチドライブのほか、Blu-rayコンボドライブ(Blu-ray記録非対応)、Blu-ray Discドライブを搭載できる。グラフィックス機能は、GeForce 9800GT (512Mバイト)、GeForce GTX 280(1024Mバイト)、Radeon HD 4870 X2(1024Mバイト)から選択可能。なお、本体カラーには、空冷システム搭載時にはアルミニウムシルバー、H2C ハイブリッド冷却システムを搭載した構成にはステルスブルーが採用される。本体サイズ(スタンド装着時)は、約356(幅)×594(奥行き)×572(高さ)ミリ、重量は約22キロ以上(構成により異なる)。
「Studio XPS」は、個人向けPCブランド「Studio」シリーズに追加されたハイエンドモデルで、グロスブラック仕上げの高級感のあるタワー型筐体を採用する。CPUはCore i7 920(2.66GHz)および同940(2.93GHz)、メモリは3Gバイトまたは6GバイトのDDR3 SDRAM、HDD容量は500Gバイト/750Gバイト/1Tバイトから選択できる。光学ドライブはDVDスーパーマルチドライブ、Blu-rayコンボドライブ、Blu-ray Discドライブからの選択だ。グラフィックスカードには、Radeon HD 3450(256Mバイト)、同3650(256Mバイト)、同4850(512Mバイト)が用意されている。本体サイズは、約170(幅)×435(奥行き)×362(高さ)ミリ、重量は約12.5キロ以上(構成により異なる)。
OSは、両モデル共通で64ビット版Windows Vista Home Premium SP1およびUltimate SP1から選択する。なお、XPS 730xではWindows XP Professional SP3(32ビット版Windows Vista Ultimate SP1からのダウングレード)を選ぶことも可能だ。
関連記事
インテル、「豪快で繊細なCore i7」の実力をアピール
IDFにベンチマークテストに深夜販売と、「正式発表がまだなんて信じられない」ほど強烈な印象を与えているCore i7。本日、ようやく発表会が行われた。Nehalem、正式発表──「Core i7」の機能と導入メリットを考える
新しいアーキテクチャを導入したインテルの新世代CPUが正式に発表された。意外と低価格の設定だが、プラットフォーム全体ではいろいろと考える必要がある。デル、“Vostro”ブランドのデスクトップ新製品3モデル発表
デルは、SOHO向けブランド「Vostro」デスクトップPCの新製品として「Vostro 220」「Vostro 220s」「Vostro 420」を発表した。デル、“Vostro”ブランドの新ミドルタワーデスクトップ「Vostro 410」を発表
デルは、SOHO向けブランド「Vostro」のミドルタワーPC「Vostro 400」の後継モデル「Vostro 410」を発表した。身近なスモールビジネスを助けたい――デル「Vostro」シリーズの決意
デルが中小企業向けに投入した新シリーズの「Vostro」(ボストロ)。新ブランドの“真意”と“本気度”を確かめるべく、デル本社へと向かった。デル、SOHO特化ブランド「Vostro」デスクトップ2モデル発表
デルは7月11日に新しいブランドシリーズ「Vostro」を立ち上げ、同シリーズの新製品としてデスクトップPC2モデルを発表した。専任IT管理者がいない小規模オフィスの需要に対応する。ただの製品ブランドではない──「Vostro」で示すスモールビジネスの“本気度”
デルは7月11日に、新しく立ち上げたブランド「Vostro」の説明会を行った。必然性を訴求しにくい「小規模企業ユーザー向け製品」の存在理由とはなんであろうか。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.