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この価格なら買えるカモ──“SpursEngine”搭載ノートPC「Qosmio F50」の実力はYouTubeも超解像に(1/5 ページ)

東芝「Qosmio F50」は、プライベートサイズの15.4型ワイドディスプレイと地デジチューナーとともに、求めやすい価格ながら“SpursEngine”を搭載。YouTube動画も“超解像”化できるようになった。

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求めやすい価格になった“SpursEngine”搭載ノートPC

15.4型ワイド液晶ディスプレイを搭載する「Qosmio F50」

 東芝のAVノートPC「Qosmio」シリーズの2009年夏モデルは、18.4型ワイドの液晶ディスプレイを搭載するハイエンドモデル「Qosmio G50」とともに、15.4型ワイドの液晶ディスプレイを採用し、ボディサイズと価格でホームユーザー層を意識した「Qosmio F50」の2モデルで展開する。

 このうち、今回はミドルクラスの「Qosmio F50」を試す。Qosmio F50は、想定実売価格が21万円前後(2009年5月末現在、10万円台半ばで販売する店舗も多い)と上位のG50より求めやすい価格とともに、メディアストリーミングプロセッサの「SpursEngine」を新たな機能とともに搭載したモデルだ。

 PCとしての基本スペックは、CPUにCore 2 Duo P8600(2.4GHz)、チップセットにIntel GM45 Expressを採用し、グラフィックス機能はIntel GM45 Expressに統合されたIntel GMA 4500MHDを利用する。1280×800ドット表示に対応する15.4型ワイドの液晶ディスプレイ、4Gバイトのメインメモリ(DDR2 SDRAM)、320GバイトのHDD(2.5インチ)、DVDスーパーマルチドライブ、IEEE802.11b/g/n(nはドラフト準拠)の無線LANを搭載する。

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 ディスプレイは、広視野角で高色純度、高輝度(2灯式バックライト)、グレア(光沢)パネルなど、AV視聴に向けたQosmioシリーズらしい仕様だ。パネルの表面はグレア仕様だが、光源が映り込みが軽減する低反射処理も施されている。解像度はG50のフルHD(1920×1080ドット)と比べるとやや劣るが、HDMI出力端子などを用い、より高解像度の外部ディスプレイと接続することも可能だ。

本体背面は電源端子、eSATA、USB 2.0、アナログVGA、1000BASE-T LANを備える。光沢のあるキーボードとharman/kardonのスピーカーもQosmioシリーズの特徴。パームレストにFeliCaリーダーも備わる
本体左側面にメモリカードリーダー、USB 2.0、IEEE1394、ヘッドフォン/マイクポート、DVDスーパーマルチドライブ、右側面にUSB2.0、HDMI出力、ExpressCardスロットが備わる

デバイスマネージャ画面の一部
ベンチマークテストの結果左:PCMark05/中:3DMark06/右:FINAL FANTASY XI Official Benchmark 3 チップセット内蔵のグラフィックスなので、グラフィックスのスコアはややふるわない
Windowsエクスペリエンスインデックスのスコア
ベンチマークテスト Qosmio F50 Qosmio G40/97C
(2007年夏モデル/参考)
PCMark05 PCMarks 4096 4915
CPU 6142 4094
Memory 5124 4327
Graphics 2330 3593
HDD 4932 5107
3DMark06 1.1.0
(1280×1024ドット)
3DMarks 1010 2578
SM2.0 294 (未計測)
HDR/SM3.0 413 (未計測)
CPU Score 2051 1695
FINAL FANTASY XI
Official Benchmark 3
Low 3307 5980
High 2271 4081
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