“薄型”ボディのEee PC新シリーズ「Eee PC Seashell」:COMPUTEX TAIPEI 2009
ASUSは、Eee PCの“デザイン進化版”「Eee PC Seashell」を発表。厚さ18ミリの洗練されたシンプルボディを採用する。
ASUSTeK Computer(ASUS)は6月2日、COMPUTEX TAIPEI 2009でNetbook“Eee PC”の新シリーズ「Eee PC Seashell 1008HA」と「Eee PC 1005HA」を発表した。
Eee PC Seashellは、名称のとおり貝がらのような形状により、より薄く、美しく見えるデザインを採用したNetbookだ。クレジットカードほどのサイズの特注超小型基板を軸に構成し「現在、市場にある10型クラスのディスプレイを備えるインターネット端末(Netbook)で、もっとも簡単でコンパクト、かつ携帯性が高いPCだ」と、ASUSのジョニー・シー チェアマンもその仕上がりのよさに自信を見せる。
主な仕様は1024×600ドットの10.1型ワイド液晶ディスプレイ(LEDバックライト搭載)、Atom N280、1Gバイトのメインメモリ、160GバイトHDD(+10Gバイト分の無料Webストレージサービス「Eee Storage」利用権)、IEEE802.11b/g/n(nはドラフト)、Bluetooth 2.1+EDR、130万画素Webカメラ、SDメモリーカードリーダー(SDHC対応)を備え、OSはWindpows XP Home Edition、標準バッテリーで6時間駆動する、よくあるNetbookに準じたものとなる。
本体サイズは262(幅)×178(奥行き)×18-25.7(厚さ)ミリで、重量は1.1キロ。ボディカラーは幅広いユーザーニーズに対応すべく、ホワイト、ブラック、ブルー、ピンク、サファイヤブルー、ルビーレッドと、かなり多くの選択肢を設けるようだ。
Eee PC 1000HEの後継「Eee PC 1005HA」
もう1つは、2009年6月現在、日本市場でも人気を博す「Eee PC 1000HE」あるいは「1000H-X」の後継モデルとする位置付けの「Eee PC 1005HA」だ。
主な仕様はAtom N280、1024×600ドットの10.1型液晶ディスプレイ、1Gバイトのメインメモリ、160Gバイト(+10Gバイト分の無料Webストレージサービス「Eee Storage」利用権)、IEEE802.11b/g/n(nはドラフト)の無線LANを搭載する。基本スペックに現モデルと大きな違いはないものの、ボディデザインには、かなり洗練した印象を受けるものに一新される。
ディスプレイは逆ヒンジ構造を採用したことヒンジ部をはじめとする突起類の造形が目立ちにくくなり、パームレストと一体形成のトラックパッドも採用する。Eee PC Seashellシリーズと同じく、ワールドワイドモデルはホワイト、ブラック、ブルー、ピンクのカラーを選択できるようだ。
いずれのモデルも、日本市場向けモデルの投入は2009年6月現在は未定。市場ニーズを見極め、できるだけ早い時期に投入したいという。
Eee PCシリーズのレビュー記事
- Atom N280×9.3時間駆動の新鋭Netbook――「Eee PC 1000HE」に迫る
- そのスタミナは本物か!?:Atom N280×9.3時間駆動の新鋭Netbook――「Eee PC 1000HE」に迫る(後編)
- デザインか、それとも安さか:今度のEee PCはHDD搭載でも美しい――「S101H」と「1002HA」を使い比べる(後編)
- SSDかHDDか、それが問題だ:今度のEee PCはHDD搭載でも美しい――「S101H」と「1002HA」を使い比べる(前編)
- 今なら予備バッテリーが当たるかも:最もフツーに使えるEee PC――「1000H-X」実力診断
- 性能、温度、騒音、スタミナは?:“華麗なるミニノート”――ASUS「Eee PC S101」の真価を問う(後編)
- 分解して内部に潜入:“華麗なるミニノート”――ASUS「Eee PC S101」の真価を問う(中編)
- 新旧モデル対決も:“華麗なるミニノート”――ASUS「Eee PC S101」の真価を問う(前編)
- 10万馬力の実力は?:新世代Eee PCで地デジとワンセグを満喫
- 1万円増しの価値はあるか!?:Atom搭載の“新世代Eee PC日本版”を速攻で使い倒す
- 海を渡った“199ドルPC:MacBook Airは手が出ないけど――4万円台のミニノート「Eee PC」の中身は!?
- Windows XPだって軽快動作:“199ドルノート”の安くない中身に迫る――ASUS「Eee PC」(後編)
- SSD搭載の激安モバイルPC:“199ドルノート”の安くない中身に迫る――ASUS「Eee PC」(前編)
関連記事
- 特集:COMPUTEX TAIPEI 2009
ASUS、“薄く軽く、安価”なCULVノートPC「U Seires」公開
ASUSは、COMPUTEX TAIPEIでCULV版CPU搭載ノートPC「U Seires」を公開。薄く軽量なボディと優れたデザイン性、Netbook以上の性能、そして安価を特徴とする。“Eee PCの上を行く”Atom搭載スリムノート――ASUS「S121」とは何者か?
ASUSのAtom搭載スリムノート「S121」は、1280×800ドット表示の12.1型ワイド液晶と約8.2時間駆動のバッテリー性能、洗練されたデザインが特徴だ。その実体に迫る。ASUS、Atom N280搭載/9時間駆動対応の新Eee PC「Eee PC 1000HE」
ASUSTeKは、ミニノートPC「Eee PC」の新モデル「Eee PC 1000HE」を発表。シリーズ最長となる約9.3時間駆動が可能だ。MSIが事前公開で見せた「ポストNetbook」の時代
CeBITの正式開幕は3月3日だが、前日の3月2日から報道向けの展示ブース事前公開やスピーチセッションなどが、いくつかのベンダーで行われている。まだまだ続くMSIのノートPC攻勢──X340の上位モデルも間もなく登場
MSIは、4月22日に「X340」などの新製品と事業戦略についての説明会を行い、MSIの日本市場での取り組みと体制、登場予定のX-Slimシリーズについて紹介した。Core 2 Duo+8時間+8万円台で「市場に革命を起こす」──エイサーの“本命”「Aspire Timeline」発表 (1/3)
日本エイサーは、Acerブランドの新シリーズ「Aspire Timeline」を発表。Core 2 Duoと8時間駆動、1キロ台、2Gバイトメモリ、1366×768ドットの13.3型ワイド液晶を搭載し、8万円台という低価格を実現した。6月5日に発売する。Atom N280×9.3時間駆動の新鋭Netbook――「Eee PC 1000HE」に迫る
ASUSの「Eee PC 1000HE」は、最新CPUのAtom N280を搭載した低価格ミニノートPC。高速化を図りつつ、バッテリー駆動時間の延長とキーボードの変更も行った。- 特集:COMPUTEX TAIPEI 2008
- 特集:COMPUTEX TAIPEI 2007
- 特集:COMPUTEX TAIPEI 2006
- 特集:COMPUTEX TAIPEI 2005
- 特集:COMPUTEX TAIPEI 2004
新モデルの情報を随時更新:ミニノート/Netbook/UMPCのすべて
新作が続々と登場するミニノートPC。人気のVAIO type Pはもちろん、東芝や富士通、シャープといった国内メーカー製の新型Netbookに注目だ!!
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.