テレビのために生まれた無線LAN機器、アイ・オーから
アイ・オー・データ機器から“ネットワーク対応テレビ用”をうたう無線LANコンバーターが登場する。最近のテレビに合わせた光沢ブラックのボディーを採用。
アイ・オー・データ機器は6月17日、無線LANコンバーター「WN-LA/C」シリーズを発表した。親機と子機をセットにした「WN-LA/C-S」にくわえ、手持ちの無線ルータと組み合わせて使用できる単体子機「WN-LA/C」もラインアップ。価格はそれぞれ2万円と1万400円で、6月下旬に発売予定だ。
2.4G/5GHzのデュアルバンド対応無線ルータとコンバーター。型番の“LA”は、「Link AVの略」というように、薄型テレビやBDレコーダーをネットワークにつなげるための製品だ。IEEE 802.11a/b/gおよびIEEE 802.11n Draft 2.0をサポートする。
「WN-LA/Cでは、ほかの機器からの電波干渉が少ない5GHz帯の802.11a/nを使用できるため、映像や音楽再生も快適。また信頼性を重視して、今回は村田製作所の無線LANチップを搭載している」(同社)。
外観は、先週リリースしたネットワークメディアプレーヤー「AV-LS500LE」と同様、最近のAV機器にあわせた光沢ブラックだ。本体サイズは、70(幅)×117(奥行き)×28(高さ)ミリで、縦置き/横置きのどちらにも対応できる。また、テレビ視聴時に邪魔にならないよう、ステータス表示用のLEDも「あまりチカチカしない仕様」(同社)とした。
子機には2ポートのハブ機能を備え、テレビとレコーダーなど2台までの機器を接続できる。接続機器に電源が入ってないことを検知すると「おやすみモード」に移行し、無線機能をオフにして消費電力を30%カット。消費電力は3ワット以下になるという。もちろんテレビなどの電源が入れば無線機能も復帰する仕組みだ。
設定作業も簡素化。親機と子機のセットでは出荷時にペアリング済みのため、箱から出してすぐに利用できる。なお、デフォルトの無線LAN設定は、互換性に配慮して802.11aになっている。
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