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「ATIというブランドには別れを告げます」──製品ブランドをAMDに統一へ
2006年にAMDに買収されたグラフィックスベンダー「ATI」のブランド名が2010年中になくなることが、正式に発表された。
AMDは8月30日に、現在グラフィックス関連製品で使用している「ATI」ブランドの利用をやめ、2010年中にAMDに統一することを正式に発表した。AMDは、この統一でブラントの認知度が世界中で向上することを期待すると説明している。
AMDが公開した新しいロゴカラーは、現在グラフィックス関連の製品で掲げているATIのロゴと同じ赤系統なれど、VISIONブランドで使われている“やや暗めの色”となり、デザインも、ほかのブランドのAMDロゴにほぼそろえられる。
特徴のある「ATi」のロゴが好きだったユーザーには残念なお知らせだ。
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なお、AMDによると、今回のブランド統合は「プロダクツ」に限った話で、「ATI Stream Technology」「ATI Eyefinity Technology」などの「ソリューション」ブランドは、AMDブランドにそのまま統合されるのではなく、「2010年中に変更するものの、その詳細は未定」と説明している(2010年8月31日追記)。
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