電子書籍時代のマルチタッチ液晶ディスプレイ――「FlexScan T2351W-L」でマンガを読む:見開き大画面で“ハルヒ”を満喫!(4/4 ページ)
EIZOの「FlexScan T2351W-L」は、マルチタッチ対応の23型フルHD液晶ディスプレイだ。“紙”に似た見え方を再現する画質モードや新型スタンドの搭載により、電子書籍との親和性を高めている。そこで今回は、T2351W-Lでマンガに強い電子書籍サービス「eBook Japan」を活用してみた。
電子書籍の魅力を存分に味わえるディスプレイ
電子書籍というと、最近は携帯性の高いスレート型端末やスマートフォン、携帯電話で読むスタイルが広まっているが、自宅でじっくり腰を据えて読書するならT2351W-Lのほうが快適だ。余裕ある大画面で電子書籍を見開き表示できるうえ、ページサイズや表示方法の柔軟な変更にも対応でき、ながら作業も楽々とこなせる。
加えて、T2351W-Lには画面を寝かせた状態で閲覧できるLaidBack Stand、電子書籍を紙の見た目に近い落ち着いた雰囲気で表示できるPaperモードという大きなアドバンテージがある。実際に触れてみれば使い勝手のよさがすぐに分かるので、ぜひ店頭でタッチしてみてほしい。
今後は国内でもさまざまな電子書籍リーダー端末が発売される見込みだが、コンテンツ配信サービス側の対応も含めて出版業界が激変していく最中では、なかなか購入候補を絞り込むのは難しそうだ。とはいえ、電子書籍自体は非常に便利なので、まずは既に持っているWindows PCで購読してみるのも有益だろう。その場合、手元にT2351W-Lがあれば、電子書籍の読書体験が実に豊かなものになるはずだ。
汎用の液晶ディスプレイとして見てもハイレベルな「FlexScan T2351W-L」
「FlexScan T2351W-L」は、汎用の液晶ディスプレイとしての表示性能が非常に高いことも見逃せない。ベースとなるのは、ゲームを筆頭にエンターテインメント用途で好評を博している売れ筋モデル「FlexScan EV2334W-T」であり、ゲーム用途に向いた解像度強調技術(Power Resolution)と専用ガンマ設定(Power Gamma)を同時に適用する「Gameモード」など、主要な機能が継承されている。EV2334W-Tにタッチパネルを付加し、さらなる万能ぶりを発揮するのがT2351W-Lというわけだ。
主なスペックをまとめておくと、画面サイズが23型ワイドで解像度は1920×1080ドットのフルHD、液晶パネルはVA方式、視野角は水平/垂直とも178度、最大輝度は265カンデラ/平方メートル、コントラスト比は3000:1、応答速度は黒白間で25ms/中間階調で7ms(オーバードライブ回路搭載)、最大表示色は約1677万色(10ビットルックアップテーブル)と高水準だ。映像インタフェースは、DVI-D(HDCP対応)、HDMI、D-Subの3系統を備え、モノラルスピーカー(出力350ミリワット)も搭載する。
本体サイズは557(幅)×194~367(奥行き)×204.5~375.5(高さ)ミリ、重量は約7.6キロだ。ボディカラーは、ブラックとグレイブラックの2色を用意する。フルHDの高解像度を備えているが、画面サイズは23型ワイドにまとまっているため、机上に置いた際に圧迫感はない。設置時には画面を寝かせて使えるよう、奥行きを十分確保しておこう。
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