「Windows 8」+「Xi」でタブレットを企業に MSとドコモが協業
日本マイクロソフトとNTTドコモがWindows 8搭載タブレットとXiを組み合わせ、法人向けタブレット市場の開拓を共同で進める。
日本マイクロソフトとNTTドコモは11月1日、Windows 8搭載タブレットとLTEサービス「Xi」を組み合わせ、法人向けタブレット市場の開拓を共同で進める協業に合意したと発表した。両社共同で法人向け営業やプロモーションを実施するほか、PCメーカーやSI事業者らと連携、回線、デバイス、ソリューションを一体的に提供するなど、企業のタブレット活用を推進していく。
先月発売されたばかりのWindows 8は、タブレットによるタッチ操作が快適なユーザーインタフェースを備えているのが特徴。iPadやAndroidタブレットに比べ「Windowsのソフトウェア資産や企業内システムとの連携性、セキュリティや管理性も優れている」(日本MSの樋口泰行社長)として、今後企業でのWindowsタブレット普及を見込む。
Windows 8タブレットにドコモの高速なモバイル通信サービスであるXiを組み合わせることで、外出先でもオフィスと同様に仕事ができる柔軟なワークスタイルを実現できるとして、両社共同で企業のタブレット利用を促進していく。
具体的には、営業の展開や顧客開拓を両社共同で行う。日本MSの専任部隊による営業・技術支援やクラウド活用提案にXiを組み合わせていくほか、イベント・セミナーへの参加、パートナー開拓なども共同で進めていく。
日本MSの樋口社長は「法人向けタブレットのニーズを理想的にカバーしたソリューションがWindows 8。とても強力な協業であり、法人向けタブレット市場のニーズに応え、開拓し、活性化したい」と期待。ドコモの加藤薫社長は「Xiとタブレットを組み合わせることで、モバイルでもオフィスと同じように仕事をできるようになる。リーディングカンパニー同士の提携でマーケットの牽引力を発揮したい」と意気込んでいる。
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