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「エイサーの本気を感じてほしい」――日本エイサー、世界最小のWindows 8タブレットなど7機種を国内発売“タッチ”に注力したラインアップ(2/3 ページ)

日本エイサーが2013年夏モデルPCを一気に発表。COMPUTEX TAIPEI 2013で話題になった8.1型Windows 8タブレットなど7機種を日本でも発売する。

電子コミックが見やすい“4:3液晶”のAndroidタブレット「Iconia A1-810」

電子コミック閲覧向けのAndroidタブレット「Iconia A1-810」。eBookJapanで使える5250円分の図書券が付属する

 電子コミック向けのAndroidタブレット「マンガロイド」が「マンガロイドZ」となって帰ってきた。「Iconia A1-810」は電子コミックを楽しむのに向くAndroid 4.2搭載タブレットだ。2013年6月28日に発売し、実売価格は2万3000円前後になる見込み。

 一般的なAndroidタブレットで使われる16:9のアスペクト比では、画面端に余白ができてしまうことから、本製品ではアスペクト比4:3の7.9型ワイド液晶ディスプレイを採用したのが特徴だ。解像度は1024×768ドット(IPSパネル、輝度250カンデラ/平方メートル)で10点マルチタッチに対応する。端末を片手で持った時に、親指がディスプレイに被らないようベゼル幅を調整するなど、コンテンツを楽しむことに重視した本体設計となっている。

 CPUはクアッドコアのMediaTek MT8125T(1.2GHz)、メモリは1Gバイト、内蔵ストレージは16GバイトeMMCとなる。インタフェースはMicro USB×1、Micro HDMI出力、micro SDカードスロット(SDHC対応)、ヘッドフォン出力など。30万画素のインカメラや500万画素のアウトカメラも装備した。無線接続はIEEE802.11b/g/n準拠の無線LANとBluetooth 4.0を利用可能だ。

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 内蔵リチウムイオンバッテリーの容量は3.7ボルト/4960ミリアンペアアワー。バッテリー動作時間は約7時間としている。本体サイズは208.7(幅)×145.7(奥行き)×11.1(厚さ)ミリで、重量は約410グラム。なお、本製品を購入すると電子書店eBookJapanで使える5250円分の図書券が付属する。これは「10巻程度で終わるマンガ作品を試しに読んでもらいたい」(日本エイサー)という狙いがある。

専用のスタンド機能付きケースがオプションとして用意される(写真=左)。角度を2段階で調節できる(写真=中央、右)

“Temash”搭載11.6型タッチ対応モバイルノート「Aspire V5-122P-N44D/S」

 「Aspire V5-122P-N44D/S」はAMDの新APU“Temash”を搭載した11.6型ノートPCだ。2013年6月21日に発売し、実売価格は6万円前後となる見込み。

 プロセッサに省電力を特徴とする新型APUのA6-1460(1GHz/最大1.4GHz)を採用し、統合グラフィックスはRadeon HD 8250となる。メモリは4Gバイト(オンボード2Gバイト+2Gバイト、DDR3-1600)、ストレージは500GバイトHDD(5400rpm)だ。ディスプレイは1366×768ドット表示に対応し、10点マルチタッチに対応する。輝度は220カンデラ/平方メートルだ。

AMDの新APU“Temash”を搭載した11.6型ノートPC「Aspire V5-122P-N44D/S」(写真=左)。天面(写真=中央)とキーボード面(写真=右)

 インタフェースはUSB 3.0×1、USB 2.0×1、SDメモリーカードスロット、アナログRGB接続用出力(付属のアダプタを使用)など。ネットワーク接続はIEEE802.11b/g/n準拠の無線LANや、100Base-TX準拠の有線LAN、Bluetooth 4.0+HSなどを備えた。OSは64ビット版Windows 8で、KINGSOFT Office 2013 Standardが付属する。内蔵するリチウムイオンバッテリーは3セルで、バッテリー動作時間は約4.5時間だ。本体サイズは289(幅)×206(奥行き)×19.55~21.2(厚さ)ミリで、重量は約1.38キロ。

システム画面(写真=左)とWindowsエクスペリエンスインデックスの画面(写真=右)

Office搭載10.1型Windowsタブレット「Iconia W510D-2」

Atom搭載Windowsタブレット「ICONIA W510」の後継機種となる「Iconia W510D-2」

 「Iconia W510D-2」は2012年秋に発表した10.1型Windows 8タブレット「ICONIA W510」の後継機種だ。基本仕様はICONIA W510とほぼ共通する。新モデルでは新たにOffice Home and Business 2013をプリインストールし、ビジネスでも使えるモデルとして訴求する構えだ。発売日は2013年6月28日で、実売価格は9万円前後になる見込み。

 本製品のOSは32ビット版Windows 8をプリインストールで、CPUはAtom Z2760(1.8GHz)を搭載する。メモリは2Gバイト、ストレージは64Gバイトのフラッシュメモリで、10.1型ワイド液晶ディスプレイはIPSパネルを搭載し、1366×768ドット表示(5点マルチタッチ)に対応する。

 無線接続はIEEE802.11a/b/g/n準拠の無線LANとBluetooth 4.0+HSを利用可能。本体搭載のインタフェースはUSB 2.0×1、Micro HDMI出力、Micro SDカードスロット、200万画素のフロントカメラ、800万画素のリアカメラなど。本体サイズは258.5(幅)×167.5(奥行き)×8.8(厚さ)ミリで、重量は約580グラム。同梱するキーボード内蔵カバーを接続した場合、バッテリー動作時間は約18時間となる。

無線LAN対応スリムタワーデスクトップ「AXC600-N54D」

スリムタワーデスクトップの「AXC600-N54D」

 このほか、日本エイサーはタワー型のデスクトップ「AXC600-N54D」も投入する。100(幅)×367(奥行き)×269.5(高さ)ミリというスリムなボディが特徴だ。2013年6月28日に発売で、想定実売価格は6万5000円前後。

 Ivy Bridge世代のCPUであるCore i5-3330(3GHz/最大3.2GHz)を搭載し、メモリは4Gバイト(最大8Gバイト、DDR3-1600)、ストレージは500GバイトHDD、光学ドライブはDVDスーパーマルチなど。グラフィックスはIntel HD Graphics 2500を利用する。

 インタフェースはUSB 2.0×8、ギガビットLAN、HDMI出力、アナログRGB出力、PS/2×2、音声入出力などを備えるほか、IEEE802.11a/b/g/n準拠の無線LANモジュールを搭載した。空きスロットはPCI Express x16×1で、OSは64ビット版Windows 8をプリインストール。2.5ワット×2の外付けスピーカーが付属する。

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