ようこそ、EIZOの奥深い世界へ――新しい銀座ショールームで知る「世界が認めた日本のディスプレイ」:新EIZO Galleria Ginza探訪(1/3 ページ)
EIZOの東京ショールームが銀座3丁目から7丁目に移転し、リニューアルオープンした。ホビーからビジネスまで幅広いユーザー層をカバーするほか、特定用途向けディスプレイの展示も充実。「ディスプレイの今」を体感できる。無料のセミナーやワークショップ、ギャラリーにも注目だ。
最先端のディスプレイを体感できる新ガレリア
国内ディスプレイメーカーの老舗、EIZO(旧社名:ナナオ)が、東京のショールーム「EIZO Galleria Ginza(EIZOガレリア銀座)」を移転し、2014年1月10日にリニューアルオープンした。名前の通り、銀座が拠点であることに変わりはなく、従来の銀座3丁目から7丁目への移転となるが、単なる引越しにとどまらず、さまざまな工夫を凝らしている。
まずはアクセス。移転前の最寄り駅は地下鉄の東銀座駅くらいだったが、新ガレリアの最寄り駅はJR/地下鉄の新橋駅および地下鉄の銀座駅と増えた。新橋駅の銀座口かC2出口から外堀通りを数寄屋橋方面に4~5分ほど歩く、あるいは銀座駅のC2出口から数寄屋橋の交差点に出て外堀通りを新橋方面に4~5分ほど歩くと、目的のブランエスパ銀座ビルに到着する。このビルの3階が新ガレリアだ。銀座散策の始点や終点とするのに、なかなか便利な立地といえる。
エレベーターを降りるとすぐにEIZOロゴと多数のディスプレイが視界に飛び込んでくるが、よく観察すると、通常のショールームとは少し雰囲気が違う。メーカーのショールームというと、華やかな内装を思い浮かべるかもしれないが、新ガレリアは彩色、照明、レイアウトとも実に落ち着いている。ショールームというよりは画廊といった趣だ。
具体的には、室内照明をすべて5000Kの色温度(日中の太陽光に近く、出版/印刷業界では標準的な色温度)で統一し、内装は無彩色でシンプルにまとめている。これは「ショールームの見栄え」よりも「ディスプレイの正確な表示が把握できること」を追求した結果とのことで、質実剛健な製品で知られる同社らしい。
そこまで表示色の正確さに労力を注いでいるからには、展示はカラーマネジメント液晶ディスプレイ一辺倒かと思えば、さにあらず。新ガレリアは特定のシリーズを推すショールームではなく、EIZOというブランド全体をより広く、より深く体験できるスペースに仕上がっているのだ。それはつまり「世界最先端のディスプレイ」に触れられる場を意味する。
EIZO Galleria Ginza(EIZOガレリア銀座)――2014年1月10日移転オープン
・アクセス
JR「新橋駅」銀座口・東京メトロ「新橋駅」5番出口から徒歩5分
東京メトロ「銀座駅」C2出口から徒歩5分
銀座四丁目交差点から徒歩7分
・所在地
〒104-0061 東京都中央区銀座7丁目3番7号
ブランエスパ銀座ビル3階
・営業時間
10:00~18:30
・定休日
日曜日、月曜日および祝日
※状況により、営業時間は予告なく変更する場合あり
FlexScan、ColorEdge、FORISの現行ラインアップが一堂に
製品展示はシリーズ別に分かれており、用途別のディスプレイを比較しやすい。おなじみの多目的な一般市場向けPCディスプレイ「FlexScan」シリーズ、カラーマネジメント対応の「ColorEdge」シリーズ、エンターテインメント向けの「FORIS」シリーズが一堂に会しており、ディスプレイ好きにはたまらない光景が広がる。
特に240Hz駆動のゲーミングディスプレイ「FORIS FG2421」はオンライン販売限定の製品なので、ショップでの実機展示は行っておらず、国内では購入前にそのキレのある動画をチェックできるほぼ唯一の場所となる点に注目したい。
新ガレリアは製品の販売を直接行っていない(在庫を持たない)が、欲しい製品が見つかれば、その場でオンライン注文することも可能だ。色を正しく見られる環境下で実機の確認ができることに加えて、カラーマネジメントを中心に豊富な知識を持つスタッフが、用途に合わせた最適な製品選びをサポートしてくれるのも、新ガレリアを訪れる大きな利点となる。
提供:EIZO株式会社
アイティメディア営業企画/制作:ITmedia PC USER 編集部/掲載内容有効期限:2014年2月9日
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.