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“ニッチ攻め”が歓迎されるアキバ自作の現状古田雄介のアキバPickUp!(2/4 ページ)

ProjectMから登場した変換基板がショップで評判だ。「ニッチな製品だから大ヒットはしないと思いますが」としながら、うれしそうに語る店員さんの表情が印象的だ。

自作できるUSB DAC「KURO-DAC-KIT」が人気!

 パソコンの枠から離れた自作キットも注目を集めている。

 先週登場したのは玄人志向の「KURO-DAC-KIT」。価格は1万1000円弱で、週末までに売り切るショップが出るほど好調に売れている。2014年7月発売のUSB DAC「KURO-DAC」をベースにした組み立てキットで、オペアンプを複数同梱しているのがポイント。スタンダードな「NE5532」を2個と、音楽向けの「MUSE8920」と「MUSE8820」がそれぞれ1個あり、好みのアンプが選べる。

玄人志向「KURO-DAC-KIT」

 マニュアル通りなら付属の六角レンチドライバーなどを使ってハンダ小手なしで組み立てられるが、公式サイトでは動作保証外の高度な改造を解説するPDFも公開している。

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 TSUKUMO eX.は「音にこだわる人もいると思いますが、やはり、改造欲を含めた自作欲にかられて購入する人が多いんじゃないかと思います。USB DACの需要自体も伸びていますし、しっかりしたものが自力で作れたら喜びもひとしおだと思いますよ」と話していた。

公式サイトからダウンロードできる「KURO-DAC DSR改造指南書」
2014年7月に登場した「KURO-DAC」。1万1000円弱で現在も出回っている

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