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「Radeon 300」シリーズ搭載グラフィックスカードが一斉に登場!!古田雄介のアキバPickUp!(1/4 ページ)

Radeon R9 390Xや390、380などを搭載するグラフィックスカードがアキバで一斉に売り出された。また、Broadwell版Core iシリーズの発売もスタートし、PCパーツショップを賑わせている。

「Radeon 300」シリーズデビュー――8GバイトメモリのR9 390X/390に注目! 最上位のFuny Xは今週登場か

 先週はAMDの次世代GPU「Radeon 300」シリーズを搭載したグラフィックスカードが一斉に登場した。GPU別には上位からR9 390X/390/380、R7 370/360となる。搭載カードの価格はR9 390Xが6万5000円~7万2000円、R9 390が5万円~6万円強、R9 380が3万円強~3万6000円前後、R7 370が2万円台前半~2万8000円、R7 360が1万6000円~1万9000円程度だ。メーカーはSapphireやギガバイト、MSI、玄人志向など。

ギガバイトから登場した「Radeon 300」シリーズ

 6月18日に発表されたGPUシリーズで、発売がその翌日ということから「ベンチマークやPOP作りが間に合わなかった」(BUY MORE秋葉原本店)といった声も聞かれるほどスピーディなデビューとなった。

 そのためもあってか、発売直後はまだ存在に気づいていないユーザーが少なくなかったようだ。某ショップは「満を持して、というのとは逆の状態ですね。これから知名度が高まっていけばいいですけど」と冷静に語る。

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 特にヒットが期待されているのは上位のR9 390X/390だ。パソコンSHOPアークは「GDDR5メモリを8Gバイト積んでいるので、ここでGeForce勢と差異化できると思います」と話していた。

 これに対して下位モデルの期待値は低め。「ほぼリネームですから。とりたてて買い換える意欲をわかせる感じではないので、地味に代替わりしていくのかなと思います」(某ショップ)という。

ドスパラ パーツ館に入荷したSapphireの「Radeon 300」シリーズ
BUY MORE秋葉原本店のRadeonコーナー。「緊急すぎてPOPが間に合いませんw」と書いている

 なお、シリーズ最上位となる「R9 Funy X」を搭載したグラフィックスカードは、今週半ばに登場する見込みが高いという。

 あるベテラン店員氏は「Funy Xはメモリ幅がケタ違いに増えるのでこれは注目している人が多いと思います。GeForceに埋もれない存在感を出してくれれば面白くなりますよね」と語る。今後の動向に注目したい。

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