「氷漬けにしてハンマーでたたいてみた」 頑丈Androidタブレット「TOUGHPAD FZ-A2」新製品発表会:やっちゃえパナソニック(2/2 ページ)
パナソニックが頑丈タブレット「TOUGHPAD(タフパッド)」の新モデルとして、Android 6.0を搭載した10.1型タブレット「FZ-A2」を発表した。現行モデルもOSアップデートや機能を追加し、ラインアップ強化を図っている。
マイナス20度環境で氷漬けにしてみた
TOUGHBOOKおよびTOUGHPADは、警察や消防、物流、製造、航空、鉄道など非常に幅広い分野で、頑丈PCまたはタブレットとして採用されてきた。製品発表会に登壇した同社ITプロダクツ事業部 開発センター モバイル開発部 ハード設計2課 主幹技師の北村信夫氏によれば、これまでユーザーから拾い上げたフィードバックでは、より強く、より軽く、より見やすく、そして拡張性を備えたAndroidタブレットが求められていたという。
同社によれば、2015年の法人向けタブレット市場は約2500万台と年々増加しており、業務用Androidアプリの充実と、「Android for Work」によってAndroidの比率が高まっているという。パナソニックが持っている「軽量」「長時間電池駆動」「屋外視認性」「放熱」「決済・セキュリティ」「音声・ワイヤレス」「堅牢」といった強みを生かし、その成果がFZ-A2ということになる。
ところで、パナソニックはTOUGHBOOKおよびTOUGHPADの堅牢性を実証するために本体をいじめるのが好きである。もはやお家芸といってもいいだろう。今回も報道陣の前には黒い大きな箱が登場したかと思えば、氷漬けになったFZ-A2が姿を現した。
マイナス20度の環境で24時間氷漬けにしたもの。氷を割ってみると問題なく電源が入ることを確認できた。仕様上の動作温度はマイナス10度からとなっているが、開発評価段階ではマイナス20度でも問題がないことを確認していたという。北村氏によれば、ユーザーに「(TOUGHBOOKおよびTOUGHPADで)ダメなら仕方ないよね」と言って頂けるような性能を常に目指しているという。特に今回のモデルはディスプレイの高精細さ、明るさ、手袋装着時による使用といったポイントに注力している。
今回は製品発表会のほかに、Let'sNOTEやTOUGHBOOK、TOUGHPADを生産する神戸工場にもお邪魔しているので、詳細レポートを近日公開する。
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