4Kなら31.5型がジャストサイズ――プロカメラマンに聞く「328P6VJEB/11」の使用感:プロの現場で活躍するフィリップスディスプレイ(2/2 ページ)
プロカメラマンが語る31.5型4Kディスプレイ「328P6VJEB/11」の魅力。
「プロ用途にも十分耐えうるクオリティ」
―― 視野角や発色などの表示性能についてはいかがでしたか?
文田 視野角については使用前は懸念していたのですが、実際に使用したところ、周辺のコントラスト低下も問題ないレベルで、均一性も高く階調も広くて申し分 ないです。発色は、見せるためのディスプレイか、作業を行うディスプレイかで判断が難しいところですが、出荷状態だと前者に向いていますかね。
先ほど言った通り、表面処理の具合によるものか黒が非常に締まってますし、色もやや強めに映りますから。ただ、大きくズレたところはないので、軽く調整するだけで現像・編集などの作業用としても使えます。
文田 あと、これは表示性能からは離れるかもしれませんが、フリッカーフリーというのもありがたいです。ディスプレイだけのせいではないにせよ、疲れ目が半ば慢性化していて常に気しているものですから。まだ効果を実感できるほどの期間は使用していないので、具体的な感想を述べることはできないのですが、大いに期待しています。
―― デザインに関してはどうでしょうか?
文田 スッキリしていて好印象ですね。正面だけでなく背面のデザインも格好いいです。特に支柱のデザインが気に入っています。使い勝手も非常に良くて、高さ調整は指一本で調整できるくらいスムーズです。でも、チルト調整は硬めなのでパネルがグラグラすることはありませんでした。よくできたデザインだと思います。
―― 撮影時にも使用するとなると、持ち運びしやすさもポイントになりますか?
文田 なりますね。実は328P6VJEB/11は現在併用している24.1型のディスプレイと同じくらいの重さなんですよ。社内のスタジオだけでなく、社外にも持ち出すことがあるので、この軽さは助かります
そのほかではUSB 3.0ポートが4ポートあるのも良いですね。タブレットとキーボードとマウスは固定として、もう1ポート余裕があるのがうれしいです。撮影してきたデータをポータブルストレージから吸い出したり、キャリブレーションセンサーを繋いだり、スマートフォンを充電したりと重宝します。
―― ありがとうございました。最後に328P6VJEB/11はどのような人にお勧めでしょうか?
文田 そうですね……プロ用ディスプレイとして特に“ピーキー”な作りになっているわけではないので、汎用ディスプレイを求めている人ならば万人にお勧めできます。4Kコンテンツの制作者にはもちろん、フルHDディスプレイをリプレースしてより広い作業領域を求めているユーザーにもぴったりです。私自身、ここまで劇的に作業効率が変わるとは思っていませんでした。価格も安いですし、4Kに足を踏み出すには最適ではないでしょうか。
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