Synologyの市場参入で変わるルーターの常識 新世代ルーター「RT2600ac」(活用編)(3/3 ページ)
前編ではSynologyの無線LANルーター、RT2600acの導入までを解説した。後編では具体的な活用方法を紹介する。
リアルな速度はどれくらい? パフォーマンスをチェック
RT2600acは少なくとも120台までのクライアント同時接続、100台以上の同時送信が確認できており、非常に高いパフォーマンスを誇る。今回は簡易的に家庭内にRT2600acを設置して、宅内の数カ所で通信速度を計測した。
RT2600acのスマート接続はオフにして、2.4GHz/5GHzでそれぞれ計測している。サーバ側は有線接続したCorei7-7700 3.6GHz/16GB/Windows10、クライアント側はAtom x7-Z7850 1.6GHz/8GB/Windows10(GPD Pocket)、計測ツールにはiPerf3をベースにしたNetwork Performance Testを使用している。
電波干渉やクライアント側のアンテナ数などによって通信速度は大きく変化するため、参考程度に留めてもらいたい。
使いやすさと高機能を両立した新世代ルーター
NASキットのDiskStationで知られるSynologyがどうしてルーターを? と感じた人も多いのではないかと思うが、実際にRT2600acを使ってみると非常に納得感のある作りであることが分かる。ハードウェアこそルーター用のチップ、筐体にカスタマイズされているものの、そのベースはARM系プロセッサとLinuxであり、DiskStationのバリエーションであるとも言える。
その結果、DiskStation譲りの使いやすさと多機能、それに拡張性に富んだルーターが誕生した。RT2600acは新世代のルーターとして、これまでの常識を変えていく1台なのかもしれない。
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提供:Synology Inc.
アイティメディア営業企画/制作:ITmedia PC USER 編集部/掲載内容有効期限:2017年9月14日
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