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EIZOディスプレイを編集部に5台導入して分かったこと(1/2 ページ)

EIZOのオフィス向けディスプレイ「FlexScan」シリーズ5台をPC USER編集部に導入し、大はしゃぎで日々の編集作業に使ってみたところ、大きな悩みを抱える結果となってしまった。その理由とは……。

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EIZOディスプレイが編集部にやってきた!

 前回の記事では、最新インタフェースであるUSB Type-Cを持つEIZOの27型ディスプレイ「FlexScan EV2785」を取り上げ、柔軟なワークスタイルにぴったりのオフィス向けディスプレイとしてその特徴を解説した。

 簡単にまとめると、ウィンドウの一覧性とアプリケーション操作の作業効率を大幅に上げる高解像度や、USB Type-Cケーブル1本で映像表示、音声再生、データ通信、電源供給のすべてをまかなえる点、長時間のVDT作業(Visual Display Terminals)によるストレスを軽減できるEIZOの独自技術が、昨今のオフィス環境にマッチしている、という内容だ。

 そこで今回は、実際にFlexScan EV2785をはじめとする複数台のオフィス向けディスプレイをPC USER編集部に導入し、リアルな使用感をレポートしていく。日々大量の仕事に忙殺されているPC USER編集部スタッフの作業効率はどれくらいアップするのだろうか。

 このたびEIZOの協力を得て導入した評価機は全部で5台。前回取り上げたUSB Type-C搭載27型4Kモデル「FlexScan EV2785」(3840×2160ピクセル)を筆頭に、その前モデルであるUSB Type-C搭載モデル「FlexScan EV2780」(2560×1440ピクセル)、27型「FlexScan EV2750」(2560×1440ピクセル)、そして24.1型「FlexScan EV2456」(1920×1200ピクセル)が2台という構成だ。

今回導入した5台のディスプレイ

 解像度や画面サイズはモデルによって異なるが、いずれもフレームレスデザインを採用しており、デスクを広く使えるのはもちろん、視界いっぱいに画面が広がるため作業に集中しやすい。PC USER編集部がある4人構成の島にこれらのディスプレイを分散して配置。27型の3台は各1名ずつ、24.1型のFlexScan EV2456はデュアルディスプレイ環境で使用した。

メリットその1 作業がはかどりすぎてカノジョができました

 導入してまず聞こえてきた感想は「画面が広い!」だ。PC USERをはじめ、取材など出先での作業が多い編集部員は、会社支給のノートPCを使う人がほとんど。デスクワーク用にサブディスプレイと組み合わせて使う人もいるが、その多くは21.5型フルHDの低価格な型落ちモデルである。

 こうした環境に24型~27型クラスの最新ディスプレイを一気に5台導入したため、オフィス内の風景は一変し、異彩を放っている。しかも高品位で知られるEIZOロゴの入った最新ディスプレイ群である。その圧倒的な存在感はそばを通る人たちが二度見するレベル。フフフ、他の編集部から向けられる羨望の眼差しが心地よい。

 特に27型の3モデルは本体色がホワイトということもあり、机上にガジェットが散らばるカオスな編集部も心なしかハイセンスな雰囲気になった……気がする。それはそうと、机の上はきちんと片付けましょう。

EIZOディスプレイをPC USER編集部に導入。圧倒的存在感である

 さて、今回は基本的に「自由にディスプレイを使っていいですよ」とだけ伝え、使い方は各スタッフにまかせてある。導入から2週間後、EIZOディスプレイをどのように活用しているか観察してみた。まず、2台のFlexScan EV2456をデュアルディスプレイ環境で使うI氏は、1枚を縦画面で使用し、全画面でTwitterのタイムラインを表示。もう1枚は複数のウィンドウを開いて原稿の執筆や編集作業に割り当てている。出力元のノートPCはディスプレイを完全に閉じてしまい、外付けのキーボードとマウスで原稿を書くスタイルだ。

I氏の活用法。新機構のスタンドで画面の回転も楽々。1枚は縦画面で使っている

 口元を緩ませながらTwitterのタイムラインを眺め、何かコメントを書き込んでいる様子は遊んでいるようにも見えるが、トレンドの把握や情報収集の手段としてTwitterは欠かせず、幅広いクラスタの動向を一望できるこの使い方は「ぜいたくな使い方ですが、すごく効果が高い」とI氏。仕事がはかどっているようで何よりである。しかも聞くところによると、Twitterで知り合った人と最近リアルで会って意気投合、そのまま付き合うことになったらしい。一体何がはかどっているのか問い詰めたい気持ちでいっぱいだが、多忙な編集部員にもカノジョができてしまうEIZOディスプレイ、恐るべしである。

 次はO氏の活用法。こちらはオーソドックスな使い方で、ノートPCとFlexScan EV2750の2画面利用だ。基本的に取材はノートPC、オフィスに戻るとHDMIでEV2750に接続し、記事執筆はノートPC側、Web閲覧等は画面が広いEV2750を使っている。こちらもDMP(Data Management Platform)を使った記事トレンドの把握など、細かい数字やグラフが並ぶ画面を表示するときの一覧性の高さに驚いた様子。気に入ったものがあると「これやばくないですか?」が口ぐせの彼女は、EV2750に「やばいやばい」を連呼していた。

O氏の活用シーン。細かいデータを閲覧する際に広い作業領域で効率アップ

 一方、M氏はこれまで社用のノートPCをモバイルで利用し、社内作業では某社の21.5型ディスプレイを外部ディスプレイとして使っていた。今回設置したFlexScan EV2780は、取材で撮影した写真を編集する際に活用しており、作業領域の広さや高品位な表示品質を絶賛。さらにフレームレスデザインによる没入感の高さは実際に使ってみて特に実感した部分だという。

M氏の場合。写真の全画面編集で作業に集中できる没入感の高さがポイント

 また、USB Type-Cケーブル1本を接続するだけで映像出力と給電ができる便利さも気に入ったようで、執筆作業をノート側で、画像・編集作業をFlexScan EV2780で行う環境に移行。これまで使っていた某社のディスプレイは編集部のラボの奥に転がる結果となった。

 なお、今回の評価機で唯一4K解像度を持つFlexScan EV2785を真っ先に自分のデスクに設置した編集長は、そろそろ老眼がきついのか、せっかくの3840×2160ピクセルを200%のDPI設定で使用し、「メイリオ最高」などと口走っていた。高画素密度のメリットをフォントの美しさに全振りする姿勢は潔いが、それなら4Kは別の人に譲っておとなしくフルHDモデルを使っていてほしい……。

 以上、2週間ほど編集スタッフにEIZOディスプレイを自由に使ってもらった結果、仕事に関するほぼすべての作業で効率が上がった、という感想を得た(一部では仕事以外の効率が上がった人もいるようだが)。利用方法は個人の裁量にまかせたため、あくまで実務に組み込む形での基本的な使い方にはなったが、現在では「これ返却しないといけないんですよね……」という悲痛な声も聞こえてくるほど。EIZOディスプレイを編集部に導入して最も強く感じたのは、作業効率以前に、良い環境は仕事に対するモチベーションを高める、ということだ。

 そしてEIZOディスプレイには、この良好な作業環境をもっと便利に活用するための無償ツールが用意されている。それが「Screen InStyle」と、ネットワーク経由でディスプレイを一元管理できる「Screen InStyle Server」だ。11月7日にリリースされた新バージョン(Ver.1.1.0)を先行して試用させてもらったのでポイントを見ていこう。

提供:EIZO株式会社
アイティメディア営業企画/制作:ITmedia PC USER 編集部/掲載内容有効期限:2017年12月3日

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