仮想現実で遊ぼう! Windows MRを楽しむためのパソコン選び(2/3 ページ)
Windows 10最新アップデートの目玉機能として加わった「Windows Mixed Reality」。仮想現実の世界を体験するためのハードルがぐっと下がり、“仮想現実デビュー”を果たすのには絶好のタイミングだ。
Windows MRを楽しみたい! でもPCは何を選ぶ?
Windows Mixed Reality没入型HMDの登場でグッと身近になったVR/MRだが、これらを楽しむには、HMDとモーションコントローラー以外にも必要なものがある。そう、Mixed Realityを動作させるに十分な性能をもつPCだ。
MicrosoftはWindows Mixed Realityに関して、ヘルプサイトでスペック要件を公表している。
Windows Mixed Realityのポータルであるリゾートハウスでの操作やVR動画の視聴など基本的な体験ならば、「Mixed Reality」要件の範囲内でできるが、ゲームやインタラクティブ性のあるコンテンツ、高画質なコンテンツを楽しむには不十分だ。
リアルなVR空間をインタラクティブに描画するには、やはりCPU性能、グラフィックス性能ともにそれなりのパフォーマンスが必要になる。Microsoft Storeで販売されているタイトルを見ても、やはり「TITAN SLAYER」や「Halo Recruit」などはやはりGPUはGeForce GTX965M以上で、推奨ではGeForce GTX 1060が記載されている。
せっかくHMDを導入するならば、Mixed Reality Ultraの要件を満たすPCも一緒に導入したいところだ。なお、CPUとグラフィックス機能だけでなく、HMDを接続するためにHDMIとUSB 3.0(以降)、モーションコントローラーの接続にBluetooth 4.0を使うため、Bluetooth 4.0以降への対応が必要な点もポイントだ。
机の上にも置けるコンパクトなMR対応PC「G-GEAR mini GI7J-B92/ZT」
Windows MRは気軽に楽しめる環境が整っているが、Mixed Reality Ultraの要件を満たすPCは多くないし、1つ1つ要件に合致するかチェックするのも大変だろう。
そこでお勧めしたいPCが、TSUKUMOのゲーミングPCブランド「G-GEAR」から登場した「G-GEAR mini GI7J-B92/ZT」だ。コンパクトなボディーにIntel最新の第8世代Coreを採用し、Mixed Reality Ultraの要件を標準で完璧に満たしながら、税別10万円を切るリーズナブルな価格にまとまっている点がお勧めの理由だ。
BTOでカスタマイズもできるモデルだが、標準構成でも十分なスペックがある。主な内容は第8世代でクアッドコアとなったCore i3-8100と、VR向けの基準とされているNVIDIA GeForce GTX 1060(3GB)を搭載。ASRockのMini-ITXマザーボードには、モーションコントローラーの接続に必要なBluetooth機能も標準で装備する。意外と高性能なグラフィックス機能を搭載するデスクトップPCでは搭載している製品が少なく、BTOで見落としがちだが、標準装備なので安心だ。
ゲームもVR/MRもパワフルにこなす「G-GEAR note N1570K」
より省スペースを求める方、別の部屋に移動して使いたいといった方には、デスクトップPCに劣らないパフォーマンスを持つゲーミングノートの「G-GEAR note」もお勧めだ。
こちらはBTO非対応だが、グラフィックス機能が異なる3シリーズのラインアップ、それぞれ上下2モデルが用意されていて好みのモデルが選べるようになっている。今回はWindows MR向けの性能と、価格のバランスを意識して、グラフィックス機能にNVIDIA GeForce GTX 1060(6GB)を搭載した「G-GEAR note N1570K」シリーズの標準モデル「G-GEAR note N1570K-700/T」を紹介したい。税別14万4800円と手の届きやすい価格ながら、ファイナルファンタジーXIV推奨認定も取得しているように、ゲーミングPCとしての性能は折り紙付き。
具体的には、GeForce GTX 1060(6GB)の搭載に加えて、クアッドコアのCore i7に16GBメモリ、275GBのSD(SATA)と、申し分ないスペックだ。インタフェースも豊富で、SDXC対応マルチカードリーダー、3基のUSB 3.0のほか、先進のType-CのUSB 3.1も2基装備。ディスプレイ出力もHDMIと2基のMini DisplayPortと3基を搭載している。Windows MRの接続に必要なHDMIとUSB 3.0が側面の近い位置にあるのもWindows MR向けマシンとして最適といえる。もちろん、モーションコントローラーの接続に必要なBluetooth v4.2も標準装備。通信機能はほかに、1000BASE-T、IEEE802.11a/b/g/n/ac対応無線LANも搭載している。
1920×1080ピクセルに対応した液晶ディスプレイは映り込みが少ないノングレア仕様で視認性が良く、バックライト付きのキーボードのスイッチもしっかりしていてとても打ちやすく、文字入力もしやすい。WSADのキーには目立つマーキングがプリントされている。
スペック的には万能だし、豊富なインタフェースで接続性、拡張性にも優れているのでVR/MR、ゲームに最適なのはもちろん、オフィス、クリエイティブな作業もこなしたいという幅広い用途に活用できるだろう。
提供:株式会社Project White
アイティメディア営業企画/制作:ITmedia PC USER 編集部/掲載内容有効期限:2017年12月28日
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