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2017年にグッと来た「デジタル仕事道具」ベスト5(3/3 ページ)

恒例の年末企画。2017年に使ってみた製品の中から、ビジネスユースでも十分に実用的に使えると判断した、「個人で購入できて仕事がはかどるデジタル製品」のベスト5を選んでみた。

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その他部門:スマートスピーカー

 「スマートスピーカー」も、2017年のベストバイに入るプロダクトといっていい。筆者は現在、Amazonの「Echo Dot」と、Googleの「Google Home」および「Google Home Mini」を併用しているが、現時点ではいずれも甲乙つけがたいことから、今回に限り同率ということで、スマートスピーカーというカテゴリー自体をベストバイに挙げたい。

 単に「音声で操作ができる」という特徴だけが取り上げられがちなスマートスピーカーだが、実際に使ってみると、単にボタンを押すリモコンが音声に置き換わっただけではない使い方ができる。例えば、外出にあたって部屋の照明とエアコン、その他の家電製品をまとめてオフにするといった一括操作がそれだ。忘れっぽい人や心配性の人にはぴったりだろう。

 現時点ではまだ音声コマンドが未成熟で融通が利かず、さらに家電側の対応がまだまだであることから、SF作品に登場するようなアシスタントロボットのように人間を的確にサポートする域には到底及ばないが、用途を見極めさえできれば現段階でもかなり使える。

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 現時点での筆者の主用途は、部屋の照明のコントロールと音楽再生、アラームやタイマーの利用、銀行の残高確認などで、プライベートでの利用とビジネス利用が7:3といったところだが、クラウド連携で日々機能が進化していくだけあって、しばらくたつとガラリと変わっている可能性も高い。2018年は、海外で既に発売済みである液晶ディスプレイ搭載モデルの登場、およびプッシュ通知へのさらなる対応にも注目だ。


Amazonの「Echo Dot」(左)と、Googleの「Google Home Mini」(右)。ともに灰皿ほどの小型ボディーで、デスク脇への設置も容易だ

Echo Dotは上面に物理ボタンを備えており音量調整なども容易。Google Home Miniはタッチ式ゆえやや操作性は劣る印象だ

いずれもUSB給電で駆動する。Echo Dotは背面にヘッドフォンジャックも備える
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