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クラウドとオンプレNASのいいとこ取り――そう、Synologyならね!(2/2 ページ)

オンプレミスのNASとクラウドのオンラインストレージ、それぞれのメリットとデメリットを相互補完する新サービス「Synology C2 Backup」に注目。

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Synology C2 Backupなら外出先からも取り出しOK

 Synology C2 Backupは汎用(はんよう)のクラウドストレージではなく、DiskStationからのバックアップ先として設計されている。だが、バックアップされたファイルを取り出すだけならDiskStationがなくても可能だ。

 Synology C2 BackupにWebブラウザでアクセスし、ログインするとダッシュボードにアクセスできる。この画面からバックアップタスクの右にある時計アイコンをクリックするとバックアップエクスプローラが表示される。

 DiskStationのバックアップエクスプローラと異なり、復元ではなくダウンロードのみなので、大掛かりな復元には向いていない。出先で幾つかのファイルを取り出す、といった用途向きだろう。


Synology C2 Backupのダッシュボード。現在の使用済みストレージ状況やバックアップ履歴概要などが表示されている

バックアップタスクの右にある時計アイコンをクリックするとバックアップエクスプローラが表示される。

Synology C2 Backupの強み

 オンプレミスのストレージの利点の1つは、ネットワーク的にインターネットからアクセスできないようにしておくことでセキュリティを高められる点だ。

 その一方で、家庭内ネットワーク上のDiskStationに外部から安全にアクセスするための仕組みも提供されている。適切に運用すれば問題はないが、日々脆弱(ぜいじゃく)性が発見される昨今だとそこに不安を感じる人もいるだろう。

 それと同様にクラウドストレージに対しても「外部にファイルを置く」ということが大丈夫なのだろうかと思う人もいるかもしれない。そういったときにはHyper BackupとSynology C2 Backupの多層防御が役に立つ。


2段階認証はSynology C2 Backupのページから右上のアカウント名→プロフィール

Google認証システムなどからQRコードをスキャンし、登録する

Google認証システムにSynology C2 Backup用の認証コードが表示されるようになる

認証コードを入力

緊急復旧コードが表示されるのでいざというときのために保存しておく

次回ログイン時からID、パスワード入力後にGoogle認証システム等に表示される認証コードの入力が必要となる

 さらにバックアップ時にクライアント側での暗号化を有効にしておく。そうすればSynology C2 Backup上にあるファイル自体がAES-256で暗号化された状態のまま保存されるため、仮に攻撃者がなんらかの手段で2段階認証を突破したとしても、どのようなファイルが保存されているか知ることすらできない。


クライアント側で暗号化を有効にしておくと、バックアップタスクの情報を見るためだけでもパスワードもしくは暗号化キーが必要

オンプレ+クラウドストレージが切りひらく次のステージ

 クラウドストレージを汎用にすることなく、DiskStationのクラウドバックアップに特化することでSynology C2 Backupは他のクラウドストレージにはない強みを持つに至った。それと同時にDiskStationもまた、他のオンプレNASにはない耐障害性、保全性を確保したといえる。

 Synology C2 BackupとDiskStationのように、オンプレとクラウドが相互補完するスタイルは今後の常識となっていくのかもしれない。

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提供:Synology Inc.
アイティメディア営業企画/制作:ITmedia PC USER 編集部/掲載内容有効期限:2018年5月31日

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