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「フォトグラファーに届け!」と願うNECPCが「LAVIE VEGA」に込めた思いと機能子ども専用PCも登場(2/3 ページ)

1月21日、NECパーソナルコンピュータがLAVIEシリーズの新モデルについて、発表会を開催した。この春モデルに込めた同社の狙いとは何か。

フォトグラファーを支援するハードとソフトウェアを用意

 写真編集との高い親和性については、アプリケーションとマンマシンインタフェースの両面で訴求する。アプリケーションではアドビ システムズのAdobe Creative Cloudフォトプランの1年間利用権がLAVIE VEGAには用意される。

 このプランではLightroom、Lightroom Classic、Photoshopの他、20GBのクラウドストレージにAdobe Fonts、Adobe Protfolio、Adobe Sparkが利用できる。作業効率を上げるマンマシンインタフェースとして、テンキーを排除したGHセンターポジションに、1.7mmと最近のノートPCとしては深めに確保したキーストローク、こちらもノートPCでは採用例が少なくなったシリンドリカル形状のキートップ、そして、操作を記憶させてワンアクションで呼び出せるプログラマブルマクロボタンともいえるプロキーを紹介した。


写真編集でプロの利用も多い、Adobe Creative Cloudフォトプランの1年間利用権が付属する

写真編集に限らず、多くのユーザーにとって作業効率が向上するであろうキーボード周辺の特徴

複雑な操作をあらかじめ登録することにより、ワンアクションで実行できる「プロキー」には、事前に数多くの“マクロ”が登録されている

 発表会では、アドビ システムズ マーケティング本部 Creative Cloud セグメントマーケティング部 マーケティングマネージャーの田中玲子氏が、LAVIE VEGAが導入しているLightroomで画像編集を行った。具体的には、画像を加工する操作をプロキーに保存し、同じ操作をワンアクションで実行することで作業効率がアップできることを実演した。

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LAVIE VEGAに導入されたLightroomを用いて、使いやすさを説明するアドビ システムズの田中玲子氏

画像編集の定型作業をプロキーに保存し、以降の画像作業をワンアクションで実行した

 LAVIE史上最速性能の訴求では、CPUにIntelの第9世代Core i7-9750H(6コア12スレッド、2.6GHz~4.5GHz、キャッシュ12MB)、もしくは、AMDのRyzen 7 3750H(4コア8スレッド、2.3GHz~4.0GHz、L3キャッシュ4MB)を採用するだけでなく、高速起動を可能にするIntel Optance Memory H10のSSDを搭載。そして、2基のクーラーファンをヒートシンクで連結した冷却ユニットの内蔵を指摘した。

 なお、Coreプロセッサ構成とRyzen構成を用意した理由について、河島氏は「それぞれの供給状況を考慮し、LAVIE VEGAを常に安定して提供できるように」と答えている。


IntelとAMDそれぞれの最上位モデルCPUを搭載し、そのスペックを引き出すために高効率の冷却ユニットを内蔵した

発表会場にはAMD Ryzenを搭載したLV650も展示してあった

美しさと機能美が融合したデザインとして、「プレミアムミラーガラス天板」「アルミボディー+アルマイト加工」などを挙げている。最上位モデルのガラス天板には、Corning Gorilla Glass 6を採用した

光沢感のある深いブルーで染めたプレミアムミラーガラス天板と、淡く光るスマートライトのロゴ

 続いて、初の子ども専用PCとなるLAVIE First Mobileについて見ていこう。

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