思わず衝動買いをした「GPD P2 Max」の出会いと別れ:持ち歩きたくなる8.9型の超小型PC(3/3 ページ)
Shenzhen GPD Technologyが投入した8.9型の液晶ディスプレイ搭載超小型PC「GPD P2 Max」。従来モデルに比べ、大型化しキーボードにも手が加えられた新モデルの出来栄えはどうなのだろうか。
さあ使おう! と思ったその時に訪れた悲劇
そんなこんなで旅行から戻り、10日ほどしてからようやくGPD P2 Maxをしっかり試す時間が取れるようになった。「せっかく早く届けてくれたのに、申し訳ない……」と思いつつ、電源ボタンを押し込んだところ、何としたことか、GPD P2 Maxくんがウンともスンともいわない。
しばらく放置していたこともあり、「過放電になってしまったのだろう」と考え、電源に接続しながら電源ボタンを押し込んだ。
……やはり、だんまりを決め込んでおる。
「1%くらい充電できれば、動くだろう」と、これまたのんきに考えていたが、1時間、3時間、そして一晩置いても起動しない。よく見ると、右側面の充電ランプが光っていないではないか。電源回りに不具合があるのではないかと思うようになり、同様の症状をTwitterで探してみたところ、数件のつぶやきがヒット。知り合いにもいるかもしれないと思い、
と、ワラをもつかむ思いでつぶやいたところ、「同じ症状だ」という人から反応があった。GPDに連絡を取ってみたところ、「返送してくれれば、修理する」と返事があったという。
まさに、ビンゴだ。
そして、私のGPD P2 Maxくんがまさかの里帰りだ。返ってくるまでどのくらいの時間がかかるのか。
遠い目をしながら、国際小包の手配をしていた筆者に、PC USER編集部から「確か、GPD P2 Maxを“うっかり”買っていましたよね。しかも、無駄に上位モデルのブラックだったかと」という、ぶしつけな連絡がきた。
「あーでこーで、いろいろあって修理中ですよ」と軽く怒りをぶつけたところ、「実は手元に1台あるんですよ、“身の丈に合った下位モデルのシルバー”なアイツが」という。これまた失礼な内容だったが、渡りに舟とはまさにこのことではなかろうか。
ありがたく送ってもらい、Celeronプロセッサ搭載の下位モデルでどこまで何ができるのかをレビューすることになった。
次回は実際に黒から銀色となったGPD P2 Maxを持ち歩いたり、仕事に使ったりしてみて気が付いたことをまとめる予定だ。
関連記事
第10世代Coreの超小型PC「OneMix3 Pro」をねちっこく触ってみた
One-Netbook Technologyが8.4型の液晶ディスプレイ搭載超小型PC「OneMix3 Pro」の出荷を開始した。第10世代Coreを備え、キー配列も変更された上位モデルの出来栄えはどうなのだろうか。MCM、高解像度8.9型ディスプレイ搭載のミニノート「GPD Pocket 2 Max」の予約受付を開始
エム・シー・エム・ジャパンは、Shenzhen GPD Technology製の8.9型ミニノートPC「GPD Pocket 2 Max」の取り扱いを発表した。あまりの軽さに思わず声が出る 約837gの軽量モバイル「LAVIE Pro Mobile」を買って使ってみた
性能はよいが重たいノートPCに悩んでいた筆者がNECパーソナルコンピュータの「LAVIE Pro Mobile」と出会い、購入した。この記事は、そのいきさつを記したものである。GPD Pocket 2のキーボードを“ねちっこく”使ってみた
昨今の超小型PC人気の火付け役となった「GPD Pocket 2」の入力環境について、改めて焦点を当ててみた。日本語キーボードをひっさげた第10世代Core搭載の超小型PC「OneMix3 Pro」が国内販売開始
One-Netbook Technologyが8.4型の液晶ディスプレイを搭載した超小型PCの上位モデル「OneMix3 Pro」の日本国内モデルを発表、予約販売を開始した。発売は12月23日の予定だ。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.