最新Ryzenで税込み10万円を切る脅威のコスパを実現したMSIのビジネスモバイルPC「Modern 14 B4M」を試す(3/3 ページ)
エムエスアイコンピュータージャパン(MSI)のビジネス向けノートPC「Modern 14 B4M」(Modern-14-B4MW-012JP)が熱い。AMDの新型プロセッサの搭載により、優れた性能と低価格を両立した本製品の実力をチェックしよう。
10万円PCとは思えない脅威のパフォーマンス
ベンチマークテストの結果を見よう。Creator CenterのユーザーシナリオはHigh PerformanceとBalancedの両方で計測したが、差がなかったテストについてはBalancedのみのスコアを掲載している。
CINEBENCH R20のCPUスコアはBalancedで2184、High Performanceでは2510まで上がった。このスコアは、6コア12スレッドのCore i7-10710U搭載機を上回り、Core i7-9750H(6コア12スレッド)などを搭載したより大型のクリエイター向けPCに迫るレベルだ。
PCMark 10では、モードの差はわずかだったが、日常操作(Essentials)、オフィス用途(Productivity)、クリエイティブ(Digital Content Creation)、いずれのスコアも優秀だ。比較対象として掲載した約5年前に購入したビジネスモバイルPC(2コア4スレッドのCore i5-5300U、メモリ8GB、SATA SSD 250GB)を圧倒している。
3D描画系のテストではモードによる違いははっきり見られなかったため、Balanced時のみを掲載した。3DMark/FireStrikeのスコアは2058で、IntelのCore i7-10710U搭載機のスコアである1200前後に比べると、はっきりと上回っているのが分かる。
前述したように、High Performanceモードでも動作音はマイルドで、PCMark 10であれば、CGレンダリングを行う最終盤のみで大きな音になる程度だ。ボディーの表面温度も排気口部分以外は高くならず、キーボードまではほとんど伝わってこない。放熱設計はとても優秀といえる。
高性能な外部GPUを搭載するゲーミングPCやクリエイター向けPCの放熱設計で定評のあるMSIだけに、TDP 15WのRyzen 5 4500U程度なら楽勝ということだろう。
PCMark 10実行直後にFLIR ONEで撮影したサーモグラフィー。排気口のあるヒンジ部が40度弱になっているが、キーボードのホームポジション付近は35度以下と、高負荷をかけても不快に感じることはなかった
PCMark10実行中のCPUクロックの様子(High Performance)。インターバルのタイミング以外、周波数はCPU上限の4GHzに張り付いている。放熱が十分にできており、Ryzen 5 4500Uの持つポテンシャルを生かし切っていることを示すデータだ
強力なコスパを備えたビジネスモバイルPCの新星が登場!
ベンチマークテストの結果からも分かるように、Modern-14-B4MW-012JPは非常に優秀だ。ビジネスはもちろん、ちょっとした動画編集もストレスなくこなせるパワーがありながら、静音性にも放熱性能にも優れる。バッテリー駆動時間も実測で9時間以上と文句がない。
Ryzen 5 4500Uの優れた電力効率によるところも大きいが、ゲーミングPCやクリエイター向けPCで定評のあるMSIの放熱設計が、そのポテンシャルをしっかりと生かしてパフォーマンスにつなげていることも見逃せないだろう。
また、MSIの製品は、2年間の国内保証が付帯する。保証期間が1年間というPCが多いだけに安心感が心強い。サポート体制についても、MSIは国内のサポートセンターでの修理体制を整えており、修理で長期間待たされるようなことはない。
そして、何といってもこの内容で、税込みの実売価格が10万円を切っているというのは最大の魅力で、驚異的なコストパフォーマンスといえるだろう。高い性能のモバイルPCを検討している人、テレワークやローテーション勤務用のPCとして、ビジネスPCをパワーアップさせたいと考えている人にとっては実に魅力的な存在だろう。
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提供:エムエスアイコンピュータージャパン株式会社
アイティメディア営業企画/制作:ITmedia PC USER 編集部/掲載内容有効期限:2020年8月24日
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