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映像スタジオの悩みも解決! QNAPのソリューションで大容量データの共有も快適に!(3/3 ページ)

動画コンテンツはリッチ化が進んでいる。コンテンツと同様に制作環境もリッチになる訳だが、そうなると、スタッフ間のデータのやりとりが作業上のボトルネックとなりうる。データのやりとりに悩んでいるのなら、QNAPの映像スタジオ向けのソリューションをぜひチェックしてみてほしい。

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QNAPの映像スタジオ向けソリューションの実力をチェック

 ここまで紹介してきたQNAPの映像スタジオソリューションは、実際にどのくらいのパフォーマンスを発揮するのだろうか。ベンチマークテストを通してチェックしてみよう。

 テストに当たって、TVS-h1288XにはSeagate製のNAS用HDD「IronWolf ST16000VN001」(16TB/SATA 6Gbps/7200rpm)を2台装着して、RAID0を構成した。

 まず、QSW-M1208-8C経由でTVS-h1288Xと10GBASE-Tに対応するネットワークアダプターを接続したWindows 10マシン(Corei7-7700:3.6GHz~4.2GHz、4コア8スレッド/16GBメモリ)を接続して、データの読み書き速度をチェックする。接続に使ったケーブルは一般的なCAT6A規格のもので、ジャンフレームはTVS-h1288Xが9000byte、PCが9014byteとしている。速度の計測には、「AJA System Test」のLite版を利用した。

 結果は、書き込みは毎秒964MB、読み出しは毎秒910MBとなった。フル4K映像に換算すると、書き込みでは毎秒29フレーム、読み出しは毎秒28フレームに相当する。


QSW-M1208-8Cを使って、TVS-h1288Xと10GBASE-T対応のWindows 10搭載PCを接続。AJA System Test Liteでストレージの読み書き速度を計測した結果

 続いて、QXP-T32Pを介してMacBook Air(2018)とTVS-h1288XをThunderbolt 3のパッシブケーブルで接続し、データの読み書き速度を確認する。計測には先ほどと同じくAJA System Test Liteを用いる。

 計測結果は、書き込みが毎秒1024MB、読み出しが毎秒1251MBだった。フル4K映像に換算すると、書き込みは毎秒31フレーム、読み出しは毎秒40フレームに相当する。状況にもよるが、ローカルディスクとほぼ変わらない使い勝手を実現している。

 Thunderbolt 3接続では、Windows PC/MacとTVS-h1288Xをダイレクトにつなげられる。この場合、ネットワーク側の負荷に左右されずにデータを書き込めることが魅力といえる。


Thunderbolt 3でMacBook Air(2018)とTVS-h1288Xを直結した場合のAJA System Test Liteにおける読み書き速度の計測結果。高速かつネットワーク負荷に影響を受けないことが、Thunderbolt 3接続の強みである

映像スタジオの「今後」を見据えたソリューション

 以上、映像スタジオに最適なQNAP製品を3つ紹介した。3製品に共通していえるのは、すぐに環境を構築できる上に、必要に応じて拡張やアップグレードしやすいことだ。

 先に挙げたベンチマークテストでは、HDD2台でRAID0を構成しただけの、ある意味で“最低限”な構成とした。それ以上のキャッシュなどは使用していない。ストレージをSSDとすればもっと良い性能を示すだろうし、M.2スロットにSSDキャッシュを追加すれば、ZFSの高速化アルゴリズムの効果を余す所なく発揮できただろう。

 しかし“最低限”な構成でも、今回紹介した3製品は十分なパフォーマンスを発揮できることがテストを通して分かった。クライアントの数が多くなるとNAS側のメインメモリの容量がボトルネックになりうるが、先述の通りTVS-h1288Xは最大で128GBまで増強できる。

 QSW-M1208-8Cについても、今回は「1台のNASに1台のクライアント」というテストにを行ったが、静的/動的リンクアグリゲーションを適切に設定すれば、複数のクライアントが同時にアクセスしてもパフォーマンスの低下を最小限に抑えられる。

 QXP-T32PをTVS-h1288Xに装着すれば、ネットワークの影響を受けずにThunderbolt 3/4端子を備えるWindows PCやMacとデータのやりとりができる。TVS-h1288XにはQXP-T32Pを最大2枚装着可能で、最初は1枚(2ポート)で始めても、Thunderbolt 3/4端子を備えるクライアントが増えたらもう1枚追加できるのは心強い。

 映像スタジオの「今」に応えつつ、「今後」にも対応しやすいQNAP製品で、今後を見据えた環境整備を図ってみてはいかがだろうか。

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提供:QNAP株式会社
アイティメディア営業企画/制作:ITmedia PC USER 編集部/掲載内容有効期限:2021年2月16日

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