クリエイターのニーズに応える性能と機能を超薄型ボディーに凝縮! 「Creator Z16 A11U」の圧倒的な破壊力(2/3 ページ)
エムエスアイコンピュータージャパン(MSI)から、パワフルなクリエイター向けノート「Creator Z16 A11U」シリーズが登場した。藤原ヒロシ氏との限定コラボモデル「Creator Z16 Hiroshi Fujiwara Limited Edition」と共に細かくチェックした。
大規模な冷却機構を備えて高いパフォーマンスを獲得
高性能なCPUとGPUを薄型のボディーに収めるためには、強力かつ効率的な冷却が必須だ。Creator Z16では3基のファンと5本のヒートパイプで構成されたMSI独自の大規模な冷却システム「CoolerBoost Trinity+」を開発して本製品に導入することで、CPUとGPUの性能を効果的に引き出している。
また、独自のユーティリティー「MSI Center PRO」があらかじめインストールされており、性能の最適化を行う「Performance Optimizer」で、4つのシナリオを選ぶことができる。MSI推奨の「バランス」に加え、性能を優先したい場合は「Performance」、静音性を重視するなら「サイレント」と、状況に合わせた使い分けが可能だ。
この他、MSI Center PROには、オーディオ最適化、ハードウェア診断、ドライバのライブアップデート、Fnキー設定、WindowsキーやWebカメラ機能の無効化など、さまざまな機能が用意されている。
メモリは32GB PCI Express 4.0 x4対応SSDも採用
メモリはDDR4-3200(PC4-25600)を採用し、32GB(16GB×2)を搭載している。一般的なPCでは、快適に使えるメモリ容量は16GBが目安とされるが、写真のRAW現像や4K動画の編集などをするならば32GBは欲しいところだ。本製品は、その条件をしっかりと満たしている。
メモリは最大64GBの搭載に対応しており、MSIの公認サポート店での増設であれば、メーカー保証を失うことなくメモリを増設できる。
ストレージは、PCI Express 4.0 x4対応のSSDを1TB搭載している。評価機ではSamsungのPM9A1を内蔵していた。クリエイティブ用途では、ストレージを仮想記憶領域としてキャッシュに使うアプリが多い。例えば、アドビのPremiere Proではプレビュー用にレンダリングしたデータは全てキャッシュに格納され、次回からはそれが使われる。高速なSSDの採用はアドバンテージだ。
なお、本製品は2基のM.2スロットを備えており、標準状態で空きスロットが1基ある。こちらもメモリと同様、MSIの公認サポート店での増設であれば、メーカー保証を失うことなくストレージを追加できる。
アスペクト比16:10の広色域ディスプレイを搭載
画面サイズは16型で、アスペクト比は16:10、2560×1600ピクセル(WQXGA)の高解像度表示に対応する。2560×1440ピクセルよりも縦のピクセル数が多く、より多くの情報を表示可能だ。
WebページやA4サイズ前提のビジネス文書を相対的に大きく表示できるため、最新のモバイル系ビジネスPCのトレンドになっている。また、3:2のアスペクト比で記録されることが多い写真の編集や、画面下部にタイムラインを表示する映像編集ソフトとも相性が良い。
プロユースのクリエイティブ制作にも対応できる色再現性の高さも特徴だ。DCI-P3相当の広色域にサポートし、色差はΔE2(デルタ)以下、カラーサイエンス大手のPortrait Displaysが提供するCalMan認証済みで、工場で1台1台キャリブレーションした上で出荷されているため、安心して利用可能だ。
i1 Display Proの計測結果から作成したICCプロファイルを元に色域を色度図作成ソフトのColor AC(Phonon氏・作)で表示した。黒の実線で示した本製品は、DCI-P3(グレー点線)とほぼ一致する
パワフルなオーディオ再生が可能でキーボードも打ちやすい
オーディオシステムは、デンマークの高級オーディオメーカーのDYNAUDIOとの共同開発だ。クアッドスピーカーを搭載しており、エンターテイメントコンテンツも迫力あるサウンドで楽しめる。
キーボードはテンキーレスで、キーの間隔は実測で約19mmと余裕がある。Enterキーの右にキーを配置するが、キーの間隔にゆとりがあり、Enterキー自体も大きく確保されているので、誤って右端のキーをタイプしてしまうことはあまりないだろう。
右端の一番上には電源ボタンがあるが、これも誤って押してしまうことは考えにくい。長押ししないと反応しない仕様なので、もし誤って電源ボタンを押してしまったとしても特に面倒なことにはならない。
「MiniLED Per-Key バックライト」を利用したキーボードバックライトを搭載する。ミニLEDの効果か、明るさのムラがなく、キートップの文字の発光がクリアで鮮やかな印象を受ける。1キーずつ違う色を指定して光らせることができるため、さまざまなパターンで色鮮やかなイルミネーションを楽しめる。
提供:エムエスアイコンピュータージャパン株式会社
アイティメディア営業企画/制作:ITmedia PC USER 編集部/掲載内容有効期限:2021年12月3日
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