税込み2万2000円のWindowsタブ「mouse E10」を使って分かったこと【前編】:Windows 11にも無償アップグレード可能(1/2 ページ)
2020年8月に発売されたマウスコンピューターのスタディパソコン「mouse E10」が、装いも新たに一般販売向けとして投入される。従来の半額以下での投入となり、手頃なWindowsタブレットとしても注目できる存在だ。
11月10日に販売が始まったマウスコンピューターの10.1型2in1ノートPC「mouse E10」は、2万2000円(税/送料込み、以下同様)と非常に手頃な価格ながら、Windows 10 Pro 64bitのOSに、着脱式のキーボードを備えたタブレットとしても、クラムシェルタイプのPCとしても使える2in1 PCだ。
バーゲンプライスで再登場したmouse E10とマインクラフトバンドル
mouse E10はもともと、文部科学省のGIGAスクール構想向けに用意された法人向けモデル「MousePro P101」シリーズとともに、2020年8月に投入された。今回の新モデルは、CPUを従来の4コア4スレッドのCelron N4100(1.1GHz~2.4GHz)から、2コア2スレッドのCeleron N4000(1.1GHz~2.6GHz)に変更されたモデルとなる。
いずれもGemini Lake世代のプロセッサで製造プロセスは14nm、内蔵グラフィックスはIntel UHD Graphics 600となる。その他の仕様は共通で、4GBのメモリ(増設不可、LPDDR4-2400)と64GB eMMCのストレージ、1280×800ピクセル表示に対応した10.1型でグレア仕様の10点マルチタッチ操作の液晶ディスプレイを備える。OSはWindows 10 Pro 64bitだ。
JEITAバッテリ動作時間測定法Ver.2.0によるバッテリー駆動は、約12時間となっている。
また、CPUはCeleron N4100のままでサンドボックスゲーム「Windows 10版 Minecraftスターターコレクション」と、シールなどの特典が付属した「mouse E10 マインクラフトバンドルパッケージ」が4万3780円で提供される。
ペンも使える頑丈タブレット
本製品の特徴の1つが、Microsoft Pen Protocol(MPP)対応のスタイラスペンが標準で付属することだ。単6型乾電池1本が必要になるものの、2ボタンを備える他、ペン自体はボディーの裏側にはめ込むことができる。ペンにはストラップホールも用意されているので、移動時の紛失も最小限に抑えられるだろう。
液晶ディスプレイ上部には、ビデオ会議などで便利なWebカメラを内蔵する。200万画素なので鮮明な映りは期待できないが、上部にスライドシャッターがあるため、未使用時やいざというときにはシャッターでカメラを隠しておけるのはうれしい。ちなみに、ボディー背面にもアウトカメラ(200万画素)が用意されている。
タブレット本体の重量は実測値で約981gと軽くはないが、これは高さ約76cmからの落下というMIL規格(MIL-STD-810G)準拠のテストをクリアーしているのと、IP54準拠の防じん防滴仕様という頑丈さとのトレードオフだ。そのため、左側面にまとまっているインタフェースへのアクセスも、カバーを外す必要があるのは少々面倒ではある。
GIGAスクール用のタフさを備えつつ、スタンドを兼ねる折りたたみ式の大型の取っ手があるので、持ち運びは苦にならない。また、このスタンドは柔軟な位置調整が行え、ペンで画面に入力していても画面が後ろに倒れることもない。
続いて、キーボードユニットや液晶ディスプレイを見ていこう。
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