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ドスパラの「raytrek X4-T」は満足度の高いWindows 11搭載ノートPCだ!(2/3 ページ)

全国各地にドスパラを展開しているサードウェーブから、注目のWindows 11搭載ノートPCが登場した。税込み10万円前後と求めやすい価格に複数のモデルを用意しているが、中でもCore i7を搭載した「raytrek X4-T」を細かく見ていく。

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第11世代CoreとIris Xe Graphicsで高いパフォーマンスを獲得

 X4-Tに搭載されているCPUは、Intelの第11世代Core i7-1165G7だ。4コア8スレッドで動作し、動作周波数は2.8GHz~4.7GHzとなっている。開発コード名「Tiger Lake」と呼ばれるプロセッサの1つで、ノートPC向けとしては最新のCPUだ。

 グラフィックス機能として、「Intel Iris Xe Graphics」を搭載しているのも本CPUの特徴の1つである。従来はCPU内蔵タイプで「Intel UHD Graphics」シリーズが多かったが、Iris Xe GraphicsはエントリークラスのゲーミングPCでも利用されているほどパワフルだ。

 ライトなゲームであれば十分に動作するだけでなく、CPU内蔵のAI処理向けアクセラレーションユニットIntel GNA(Gaussian & Neural Accelerator 2.0)を使ったAIノイズ除去機能も備えており、ビデオ会議で大いに威力を発揮してくれる。

 試しに、X4-Tがどの程度の性能を備えているのか、筆者が所有するノートPCと比べてみよう。CPUは第9世代Core i7-9750H(6コア12スレッド/2.6GHz~4.5GHz)で、内蔵GPUはIntel UHD Graphics 630によるPCMark 10の値と、3DMarkの「Time Spy」での値をX-4Tと比較してみたのが下のグラフだ。

 結果を見ても分かる通り、Iris Xe Graphicsの方がスコアが高く、その優秀さを示している。特に3Dに関わるベンチマークテストのTime Spyでは差が大きく開いている。


X4-Tと筆者のノートPCと比べた結果。全てのテスト項目でX4-Tが上回っている

 CPUだけでなく、アプリを快適に動作させるためにはメモリの搭載量が重要だ。X4-Tは16GBのメモリ(DDR4-3200)を内蔵しており、一般的なPCを快適に使える容量をクリアしている。

 X4-Tが備えるストレージは、PCI Express 3.0 x4対応のNVMe M.2 SSDで、容量も512GBと普段使いで十分だ。動作速度をCrystalDiskMarkでテストをしてみたが、必要十分な速度が出ており、Windows 11をサクサクと利用できる。


CrystalDiskInfoによるSSDの情報。PCI Express 3.0 x4に対応した容量512GBのストレージが搭載されている

CrystalDiskMarkによるテストの結果。Windows 11の基本動作だけでなく、一般的なアプリケーションもストレスなく使えるスコアを記録した

 先ほどCore i7-1165G7はゲーミングPCでも使われているCPUと述べたが、どの程度の実力があるのか「ファイナルファンタジーXIV:暁月のフィナーレ ベンチマーク」でテストした。

 結果は以下の通りで、標準品質(ノートPC)で「やや快適」という結果になった。高画質では厳しいものの、標準の画質であれば十分にゲームを楽しめることが分かる。


ファイナルファンタジーXIV:暁月のフィナーレ ベンチマーク(1920×1080ピクセル/最高品質)での結果

こちらは高品質(1920×1080ピクセル/ノートPC)での結果

標準品質(1920×1080ピクセル/ノートPC)での結果

 X4-Tに内蔵されているバッテリーだが、「Battery report」で調べたところ約55WhとモバイルPCとしては容量が大きく、バッテリー駆動時間の公称値は約11時間(JEITAバッテリ動作時間測定法Ver.2.0)となっている。

 PCMark 10の「Battery」で、一般的なオフィスソフトを実際に使った場合のバッテリー消費を調べると、「Modern Office」では6時間、WordやExcel、Edgeなどのアプリを使った場合の「Applications」では4時間9分という値だった。持ち運びで1日のフルタイムを使おうとすると厳しいかもしれないが、実利用を想定したテストでこれだけの時間が持つならば、ちょっとした移動やスキマ時間の利用ならACアダプターも不要だ。

 ACアダプターもコンセント部分が折りたためる小型サイズで、ケーブル込みの重量は実測で約218gと持ち運びも楽に行える。


Battery reportの画面

PCMark 10/Modern Office Battery Lifeのスコア

PCMark 10/Applicationsのスコア

付属のACアダプターは出力が65W仕様で、USB Type-C端子で電源供給を行う。片手にすっぽりと入る小型サイズだ

こだわりのキー入力を実現 Windows Hello対応の指紋認証も便利

 キーボードはメンブレン式で、テンキーを省いた日本語配列の85キーだ。不規則な配列も見られず、かな印字もされているので、かな入力をしている人でも使いやすい。キーピッチは実測で約19mm、キーストロークも2mm程度あり、しっかりとしたキーの入力感を得られる。キータッチも軽く、長時間の入力でも疲れにくい。

 特にキーボード底面部分に鉄板を敷くことで、強くキーを入力してもボディーがしなることがなく、同時に快適な入力感を実現しているのは見逃せない。電源ボタンを右上に独立して配置し、ミスタッチを防いでいるのも好印象だ。


X4-Tのキーボード。モバイルPCながら入力しやすいサイズのキーを確保しており、不規則な配列もなく快適にキー入力が行える

電源ボタンは右上部分に独立して並んでいる。誤ってDeleteキーやBackSpaceキーを押さないように配慮されている

 タッチパッドもモバイルPCながらサイズにゆとりがあり、OS標準のジェスチャー操作もスムーズに行える。タッチパッド左上にはWindows Hello対応の指紋認証センサーがあり、1度指紋を登録しておけば、指をかざすだけでWindowsにログインできる。

 PINやパスワードといったキーボードへの入力は、他の人に見られてしまうと情報漏えいの原因ともなる。指紋認証であれば、文字入力よりもスムーズかつセキュリティが担保されるので、是非とも利用したいところだ。


タッチパッドの左上にある四角いエリアが指紋認証デバイスだ

 最後にインタフェース部分を見ていく。

提供:株式会社サードウェーブ
アイティメディア営業企画/制作:ITmedia PC USER 編集部/掲載内容有効期限:2021年12月16日

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