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ASUSが第12世代CoreやRyzen 6000シリーズ搭載の次世代ROG/TUF GAMINGシリーズを投入!CES 2022(1/2 ページ)

ASUSが1月4日(現地時間)、「ROG CES 2022 For Those Who Dare: The Rise of Gamers」をオンラインで開催し、同社のゲーミングPCブランド「Republic Of Gamers」を中心に新モデルを発表した。日本国内での発売時期や価格は現時点で不明だ。

 1月4日(米国太平洋時間)、ASUSは「ROG CES 2022 For Those Who Dare: The Rise of Gamers」と題した発表会を開催し、ゲーミングPCや周辺機器の投入を明らかにした。現時点で日本での発売を含め、投入時期や価格は不明だ。


ROG/TUF GAMINGシリーズのセグメント

 ASUSの「Republic Of Gamers」ことROGシリーズは、2006年の立ち上げから同社のゲーミングブランドとして、マザーボードをはじめとしてノートPCやデスクトップPC、さらにはスマートフォンや周辺機器に至るまでさまざまなモデルを展開中だ。

 今回発表されたモデルは、外付けGPUボックスを用意した「ROG Flow Z13」や2画面ゲーミングノートPC「ROG Zephyrus Duo 16」などを中心に、多岐に渡る。その多くがIntelの第12世代CoreプロセッサやAMDのRyzen 6000シリーズを採用し、GPUにもNVIDIA GeForce RTX 3080 Ti/同3070 Tiといった最新仕様をまとっている。

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 さらに液晶ディスプレイもアスペクト比16:10で、ミニLED採用の「ROG Nebula HDR」や高性能な「ROG Nebula Display」を搭載したモデルがあるのもトピックだ。


「ROG Nebula HDR」と「ROG Nebula Display」、従来の液晶ディスプレイとの比較

 ここでは、注目の新モデルを取り上げる。

ROG Flow Z13


13型のスリムゲーミングノートPC「ROG Flow Z13」

 ROG Flow Z13は、2021年に発売された2in1タイプのゲーミングノートPC「ROG Flow X13」の後継機で、CPUをCore i9-12900Hに、GPUをNVIDIAのGeForce RTX 3050 Ti(グラフィックスメモリは4GB)を搭載し、OSをWindows 11に改めたモデルだ。メモリは最大16GBのLPDDR5(5200MHz)となり、ストレージも最大1TBのPCIe Gen 4.0 SSDに強化された。

 アスペクト比16:10の液晶ディスプレイは、4K(3840×2400ピクセル)/60HzかフルHD(1920×1200ピクセル)/120Hzから選べ、いずれもDolby VisionのHDR(ハイダイナミックレンジ)とピーク時500ニトの輝度を備える。

 ボディーサイズは約302.8(幅)×204.8(奥行き)×12(厚さ)mm、重量は約1.1kgだ。

 本製品の特徴となる外付けGPUボックス「XG Mobile」は、従来のGeForce 3080 RTXに加え、AMD Radeon RX 6850M XT GPU(グラフィックスメモリは12GB)を搭載した「ROG XG Mobile(2022)」も用意される。

 また、CPUにRyzen 9 6900HS、GPUをGeForce RTX 3050 Ti Laptopにした「ROG Flow X13(2022)」もラインアップされる。こちらのボディーサイズは約299(幅)×222(奥行き)×15.8(厚さ)mm、重量は約1.3kgだ。


ROG Flow Z13の特徴

ROG Zephyrus Duo 16


2画面ゲーミングPC「ROG Zephyrus Duo 16」

 ROG ScreenPad Plusと呼ばれるセカンドディスプレイを備えた2画面ゲーミングPCの「ROG Zephyrus Duo 16」は、CPUをAMDのRyzen 9 6980HXに、GPUをNVIDIAのGeForce RTX 3080 Ti(グラフィックスメモリは16GB)にパワーアップしたモデルだ。新たに導入されたAAS+ Plus 2.0の冷却機構と液体金属グリスにより、効率的なシステム冷却を実現する。

 アスペクト比16:10の15.6型メイン画面は2タイプあり、リフレッシュレート165HzでミニLEDを採用したROG Nebula HDR(画面解像度は2560×1600ピクセル)と、4K/120HzとフルHD/240HzのデュアルスペックパネルをサポートしたROG Nebula Displayから選べる。

 一方のセカンダリーディスプレイは、14.1型で3840×1100ピクセル表示に対応したIPS相当のタッチスクリーンとなっている。


新採用のデュアルスペックパネル搭載モデルも用意する

 メモリは最大64GB(DDR5 4800MHz)まで、ストレージはPCIe 4.0 SSDを最大4TB(RAID 0)まで搭載できる。Wi-Fi 6Eの無線LANとBluetooth 5.2をサポートし、OSはWindows 11となる。

 ボディーサイズは約355(幅)×265.9(奥行き)×20.5(厚さ)mm、重量は約2.5kgだ。


「ROG Zephyrus Duo 16」の特徴

ROG Strix SCAR 15/17(2022)


17.3型の液晶ディスプレイを採用したい「ROG Strix SCAR 17(2022)」

こちらは15.6型の「ROG Strix SCAR 15(2022)」

 eSportsでの利用を想定したゲーミングノートPC「ROG Strix SCAR」シリーズは、従来通り17.3型の「ROG Strix SCAR 17」と15.6型の「ROG Strix SCAR 15」をそろえる。前者は360Hz対応のフルHDまたは240HzのWQHD(2560×1440ピクセル)、後者は300Hz対応のフルHDまたは240HzのWQHDパネルを用意する。

 CPUはいずれもCore i9-12900Hで、GPUはGeForce RTX 3080 Ti(グラフィックスメモリは16GB)となり、メモリは最大64GB(DDR5 4800MHz)まで、ストレージはPCIe 4.0 SSDを最大2TBまで搭載可能なスペックを備える。


「ROG Strix SCAR(2022)」シリーズの特徴

 Wi-Fi 6Eの無線LANとBluetooth 5.2をサポートし、OSはWindows 11だ。ボディーサイズは17.3型が約395(幅)×282.1(奥行き)×23.4~28.3(厚さ)mm、重量は約2.7kgとなる。15.6型は約354.9(幅)×259.9(奥行き)×22.69~27.2(厚さ)mm、重量は約2.4kgだ。

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