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肉抜きで47g! 超軽量で超軽快な有線マウス「TUF GAMING M4 Air」を試す(3/3 ページ)

“肉抜きマウス”が、アキバのPCショップで話題を集めたのは2019年のこと。今では1つの選択肢としてすっかりおなじみとなったが、ASUS JAPANの「TUF GAMING M4 Air」は約47gと超軽量なモデルだ。実機を試してみた。

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「MouseTester」で調べてみる

 次に定番のテスターである「MouseTester」を使って、センサーの挙動を見てみることにしよう。MouseTesterはマウスにあるセンサーの動きを点で計測し、その平均値を波形で表してくれる。このため、線からあまりにも飛び出た点がある場合は、センサーにエラーがあるということになる。

 M4にはPixArt Imagingの光学式センサー「3335」が採用されている。今回デフォルトで設定されている400/800/1600/3200のDPIに加えて最高設定となる1万6000DPIでテストを行ったが、特にエラーとして認識される点はなく、信頼性は高いといえる。


400DPIの結果

800DPIの結果

1600DPIの結果

3200DPIの結果

1万6000DPIの結果

「AIMLAB」でテストしてみる

 続いて、その操作感を試すために、FPSの練習用ソフトである「AIMLAB」をプレイした。筆者の場合手のひらが大きく指が短いので、いわゆる“かぶせ持ち”をした状態だと左右ボタンの中央に人さし指と中指、親指が「戻る」ボタンにかかり、中指の先にホイールが触れた状態となる。この状態で操作すると、左右ボタンはしっかりとしたクリック感もあり、エイムしたときの操作感も悪くない。

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オーソドックスな「かぶせ持ち」

AIMLABでのテスト

 ところでArmoury Crateのボタン設定の中に「フォーカスターゲット」という項目がある。これを設定しておくと、ボタンを押している間はエイムの中心回りだけにカーソルの動きが制限され、ブレることなく射撃することができる。筆者の場合エイム使用とした瞬間にどうしてもブレてしまい、なかなか当てることができなかった。しかしこのフォーカスターゲットが意外と便利で、これを右ボタンに設定して使うと、微妙な調整が行えて便利だった。


VALORANTのトレーニング画面

価格も手頃な有線ゲーミングマウス 普段使いでも便利!

 さまざまな角度でTUF GAMING M4 Airを見てきたが、軽くて操作しやすい上に有線タイプゆえ、無線と違って接続やバッテリー面での不安はない。Armoury Crateで細かいチューニングも可能で、3つのプロファイルを設定できるのも、ゲームごとに切り替えられるのがうれしい。これはゲームだけでなく、ビジネス向けのアプリを使う場合でも活用可能な部分だろう。

 デザインがシンプルなところも好印象だ。価格も手頃なので、使いやすいマウスを探しているのであれば、お勧めしたい製品といえる。

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