Windows 10とWindows 11に月例更新(21H1向けは最終版)/セラミック製キートップがMakuakeに登場:週末の「気になるニュース」一気読み!(2/2 ページ)
うっかり見逃していたけれど、ちょっと気になる――そんなニュースを週末に“一気読み”する連載。今回は、12月11日週に公開された主なニュースを一気にチェックしましょう!
セラミック製キーキャップが「Makuake」に登場!
中国の深センのキーボード愛好家サークルが12月14日、「Makuake」においてセラミック(陶器)製キーキャップ「Cerakey」の販売を開始した。Makuakeでの販売期間は2023年1月30日までとなり、支援者(購入者)には2023年3月末までに商品が発送される予定だ。キーボード本体の最低購入価格(税込み)は1万9400円となる。
- →新体験!セラミック製キーキャップ、洗練された陶磁器のタイピング音と触感(Makuake)
一般的に、キーボードのキーキャップはABS樹脂で作られるものが多い。それに対して、Cerakeyはセラミック製となっている。これにより、強靱(きょうじん)で摩耗に強く、ユニークなタイピング音とシルクのような滑らかな触りごこちを実現したという。
また、最近よく見かけるキーボードのLEDバックライトについて、ABS樹脂のキーキャップでは強度を確保する観点から一定の厚みが必要となり、光の透過度がどうしても低下してしまう。それに対し、セラミック製キートップは薄く作っても一定の強度を確保できるため、Cerakeyはバックライト効果にも優れるとしている。
キーキャップは「Cherry MX互換」のキースイッチに対応しており、標準的な米国英語(US)配列で必要なもの(計113個)が付属する。Mac(macOS)で利用する場合は、別売の「追加キー6個セット」を合わせて購入するとより便利になる。
なお、メカニカルキーボード自体は別途用意する必要がある。注意しよう。
Qualcommが家庭用製品向けの「Wi-Fi 7プラットフォーム」を発表
Qualcommは12月14日(米国太平洋時間)、家庭向け高性能ネットワーク製品を設計するためのプラットフォーム「Qualcomm Wi-Fi 7 Immersive Home Platform」を発表した。無線LAN機器のメーカーには既にサンプル出荷が始まっており、2023年後半には同プラットフォームを活用した商用製品の登場が見込まれている。
- →Qualcomm Revolutionizes Home Networking with Wi-Fi 7 Immersive Home Platforms
- →Qualcomm Immersive Home Platform
このプラットフォームは同社が展開する「Qualcomm Immersive Home Platform」の新しいラインアップとして追加されるもので、トライバンド対応の「マルチリンクメッシュ」とWi-Fi 7で採用される要素技術を組み合わせることで、現行のWi-Fi 6/6E(IEEE 802.11ax)を超える通信速度を実現するという。
製品としては、合計10ストリーム(2+4+4構成)で最大20Gbps(理論値、以下同)を実現する「Immersive Home 3210」、合計6ストリーム(2+2+2構成)で最大10Gbpsを実現する「Immersive Home 326」の2つが用意される。
ついに「推奨メモリ32GB以上」なPCゲームが登場
PlayStation Studios(※4)傘下のフィンランドのゲームメーカー「Housemarque」は12月9日(東ヨーロッパ時間)、ローグライクTPS(三人称視点のシューティングゲーム)「Returnal」のPC版を2023年初旬に発売すると発表した。Steamでは、既に製品ページが公開されている。
Returnalは2021年4月30日にPlayStation 5版が発売されている。PC(Steam)版はその移植作……のはずなのだが、メインメモリの要件が最小で16GB、推奨で32GB以上とかなりの容量を要求することで話題を呼んでいる。
PC版では他のハードウェアの要求スペックも以下の通り高めである。
- CPU:Core i5-6400またはRyzen 5 1500X以上
- 推奨はCore i7-8700またはRyzen 7 2700X以上
- GPU:GeForce GTX 1060またはRadeon RX 580以上
- 推奨はGeForce RTX 2070 SUPERまたはRadeon RX 6700 XT以上
- ストレージ容量:60GB以上
- 推奨はSSD(容量は変わらず)
昨今のAAAタイトル(大作)における要求メインメモリ容量は、CD PROJEKT REDの「Cyberpunk 2077」が最小8GB(推奨12GB以上)、フロム・ソフトウェアの「ELDEN RING」が最小12GB(推奨16GB)となっているので、Returnalの要求レベルの“高さ”は群を抜いているといえる。
PlayStation 5のメインメモリ容量が16GBであることを考えると「本当に32GB以上のメモリが必要なのか……?」と疑問も沸いてくる。その答えとして、Housemarqueは「PCへの移植に際して、可能な限りスムーズにプレイできるように、PC版固有の調整やアップグレードを行った」としている。調整やアップグレードの詳細は、追って説明される見通しだ。
(※4)ソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)傘下のゲーム開発スタジオ/子会社の総称
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